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アドビシステムズ株式会社 様 2016.10.26

公式アプリ「Adobe Symposium Tokyo」開発インタビュー

写真左:マーケティング本部 Marketing Cloud マーケティングマネージャー岸本様
写真中央:マーケティング本部 デジタルマーケティング プロダクトマーケティングマネージャー前田様
写真右:当社西村(グローバルビジネスソリューション事業部 ゼネラルマネージャー)
 

 第4回目のインタビューは、当社のイベント/展示会用アプリ「eventos(イベントス)」を2年連続導入頂いた、アドビシステムズ株式会社マーケティング本部の前田様と岸本様です。

アプリ名:Adobe Symposium Tokyo
日本最大級のデジタルマーケティングカンファレンス
「Adobe Digital Marketing Symposium 2016」の来場者向け
公式アプリです。
 

—まず、イベントにアプリを導入しようと思ったきっかけを教えていただけますか。

 はい。私たちは、イベントに来ていただくお客様に対し、自社ニュースレターや広告での告知に始まり、Webサイトでの登録の受付、当日までのメールによる情報提供、イベント会場での様々なコンテンツなど、オンラインからオフラインの様々なチャネルを通じてコミュニケーションを実施しています。また、その一連のコミュニケーションにおいて、お客様に一貫したメッセージで語りかけることが重要だと考えています。
モバイルアプリを利用することで、セッションからセッションへの移動時間など、現場でのちょっとした「間」を埋めることができます。また、モバイルアプリをお客さまの登録情報と連携させることによって、企業情報や参加予定のセッションなどの情報を元に、お客様ごとに最適な情報を提供することもできます。つまり、モバイルアプリによって、イベントの「Before」「At」「After」を通じてパーソナライズされた、より一貫性のある顧客体験を提供することができるのですね。
このように多様なチャネルでのコミュニケーションを地道につなぐことで、お客様の満足度が得られると考えています。

—それで“来場メッセージ”や“セミナー10分前アラート”など、プッシュ通知を工夫されたのですね。

 そうですね。例えば“来場メッセージ”は、お客様が会場でチェックインを完了した瞬間に、プッシュ通知が配信されるよう設定しました。これは、ウェブ登録のIDとアプリを連携する事で実現したのですが、3000人弱の来場者それぞれに合ったタイミングで、自分へのメッセージがプッシュ配信されるのって良いな、と思いません?実際、イベントの質があがったと思いますし、アプリについてツイートもいくつかありました。こういったポジティブなソーシャルの拡散は、お客様が良い体験を持って帰ってくれた証拠ですよね。

—そうですね!他に、アプリ導入による主催側のメリットはありましたか

 分かりやすい例で言うと、当日会場でのお問い合わせが減ったという事でしょうか。例えば、「プッシュ通知でセッション情報を見逃さずに済んだ」など、以前ならスタッフに問合せていたような内容も「アプリによって解決できた」というお声は頂きました。アプリが、ただのパンフレットの代わりではなく、来場者にとって“痒い所に手が届く”コミュニケーションツールになってくれました。
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—では、逆にデメリットはありましたでしょうか?

 デメリットというわけではありませんが、、、イベントの現場オペレーションのデジタル化は、常に私たち自身、課題を感じています。
イベントでは物理的な受講票を用意するなど、確実性や安全面を考慮してアナログな手法を用いる部分も多くあります。イベントと言うアクティビティー自体、何千人ものお客様が来場して会場を歩き回っているという事を考えると、ぱっと見て分かる何かしらの「証明書」のような物が必要なんですね。そして、それを首から提げる受講票として全てのお客様に携帯をお願いしていた訳です。ただ、会場に居るほぼ全ての人がインターネットに繋がるスマホを持ち、そこにお客さま一人ひとり個別の情報を提供することができると言うことを考えると、本当は受講票なんていらない物だと思っています。
イベント企画時に国内外の様々な企業イベントに参加して調査をしましたが、現場での人の管理という点おいては、受講票を活用することが、まだ、主流のようでした。今後、現場のオペレーションというアナログな部分と、現場でお客様が携帯するスマホというデジタルな部分がより融合していくことを、期待しています!

—はい。引き続き良い案を模索し、ご提案させて頂きます。最後に「eventos」導入して、良かったですか(笑)?

 そうですね。アプリDL数は昨年よりアップしていますし、プッシュ通知を活用している方を随所でみかけましたし、良い傾向だと思います。リアルタイムアンケート集計やビーコンによるヒートマップなど、やりたい事はたくさんあります。なので、今後も「楽しい」ことをやっていきたいんで、一緒によろしくお願いしますね!(笑)。
—かしこまりました!本日はお忙しい中ありがとうございました。
アプリ名:Adobe Symposium Tokyo
日本最大級のデジタルマーケティングカンファレンス
「Adobe Digital Marketing Symposium 2016」の来場者向け
公式アプリです。

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