近年盛んに行われている、音楽やゲームといったエンターテインメントを対象にしたフェスは年々規模を拡大しています。
今回はそんな国民的娯楽へと変貌していったフェスの、アプリを使った上手な楽しみ方をたっぷりとお伝えします。
「フェスアプリ」とは
「フェスアプリ」とは、音楽フェス・スポーツフェスなどの公式アプリで、さまざまな機能が搭載されたものです。
フェスアプリを導入するメリットや便利な機能、ビジネスチャンスとしての側面についてご紹介します。
なぜ、フェスアプリを導入するのか?
現代はスマホが普及し、大勢の方が当たり前にアプリを使っています。フェスにおいても、アプリを作ることで当事者である個人向けに宣伝し、また個人から個人への宣伝が可能になります。
市場の興行の発展について
ぴあ総研の調べによると、2017年の音楽フェスの動員数は283万人、市場規模は283億円とのこと。2008年から動員数・市場規模ともにゆるやかに増加しており、この流れは今後も続くと見られます。
音楽フェスは、今やカップルや家族連れも訪れる国民的イベントになりました。さらに、アーティスト主導型や地方フェスなども増え、楽しみ方の多様化が進みつつあります。
主催者としての思惑
興行としては大成功に思えるフェスですが、主催者側として運営上の課題もあるでしょう。例えば、「コストを抑えて収益性を上げたい」「来場者情報を分析して運営に役立てたい」など。
フェスアプリを導入することで、これらの課題解決につなげることができるのです。
ユーザーとしての思惑
「ストレスなくフェスを楽しみたい」というのが、全ての来場者に共通する願いでしょう。その願いを実現するべく、さまざまなフェスでアプリが導入されています。
また、SNSを利用する方も数多くいます。SNSで拡散されればフェスの知名度も上がり、主催者と来場者がWIN-WINの関係になるのです。
フェスアプリの機能性
当日を最大限に楽しむために、フェスアプリにはさまざまな機能が搭載されています。どのような機能なのか、具体的に見ていきましょう。
情報をアプリ内に一元管理
フェスアプリの便利な機能は、全ての情報を一元管理できることです。アプリさえ見ていれば必要な情報が得られるので、ユーザーにとっては非常に楽です。
会場マップや出展ブース情報、新着ニュースなどをすぐにチェックできるので、ストレスなくフェスを回れます。
チケット申込やタイムテーブル閲覧
事前にアプリを入れておくことで、チケットの申込みやタイムテーブルの予習ができます。また、お気に入り登録したスケジュールをリマインドするアラート機能もあるので、見逃すことなく安心してフェスを楽しめます。
事例紹介
フェス参加に役立つアプリをいくつか紹介します。
・WEAR(ウェア)
最新トレンドが毎日更新される、ファッションコーディネートアプリ。「フェスならではのおしゃれをしたい」という方におすすめです。
「夏フェス」「野外フェス」などで検索すると、色々な方のファッション写真が表示され、参考になります。
・SoundHound(サウンドハウンド)
周りで流れている音楽の発見と特定、再生ができるアプリです。フェス会場で「今流れている音楽の曲名が知りたい」という時に活躍します。
ボタンをタップして、アプリに数秒音楽を聞かせるだけで、その曲が何なのかを教えてくれます。
・B612(ビーロクイチニ)
自分撮りに特化した写真加工アプリ。フェスでの写真、せっかくなら可愛く撮りたいですよね。このアプリは片手で楽に操作でき、加工機能も豊富にあります。
また、オリジナルのミュージックビデオも作れるので、Tic Tokなどで動画配信も可能です。
フェスアプリの新たなビジネスチャンス
「フェスアプリを導入したいがコストはかけたくない。自社で開発しようにも、できる人も時間もない」とお困りの主催者の方もいらっしゃると思います。
そのような場合の解決方法として、下記の選択肢があります。
開発会社に依頼する
アプリ制作を専門の開発会社に外注する方法です。アプリの開発会社はたくさんあるので、複数の会社に相談して見積もりを出してもらいましょう。
開発会社に外注することで、依頼主の要望に合わせて自由にアプリを作ることができます。ただ一方で制作費が数十万~数百万円と、かなりコストがかかりますし、完成後の保守も必要になります。
アプリ開発ツールを利用する
アプリ開発ツールを利用して、セミオーダーメイドのような形でアプリを作る方法もあります。
外注と比べるとアプリのカスタマイズ性は多少劣りますが、低い制作コストでの開発が可能です。また、言語やセキュリティ面のアップデートをツール側で行うことが多いので、保守の必要もありません。
まとめ
以上、フェスアプリについてご紹介してきました。アプリを活用することで、フェスを何倍にも楽しめることがわかりましたね。
フェスに参加する際は、便利なアプリを活用して思う存分楽しんできてくださいね!