最近「疑似ライブ配信」と言う言葉を色々な所で耳にしますが、皆様ご存知でしょうか?
本日はそんな「疑似ライブ配信」に関するご説明と、この疑似ライブ配信とオンラインイベントの親和性についてをご紹介させて戴きます。
1. ライブ配信って何?
今回の主題である「疑似ライブ配信」とは単純に読んで字の如く、「疑似的なライブ配信」と言う言葉で結論できてしまうのですが、まずライブ配信に関して考えてみましょう。
ライブ配信とは…
wikipedia「ライブ配信サービス」より部分抜粋
ライブ動画配信サービスは、ライブストリーミングによる、インターネット上でのリアルタイム動画配信サービス。PCやスマートフォンなどのデバイスから配信される事が多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ライブ動画配信サービス
ライブ配信の歴史を紐解けば、1993年より行われていたサービスであり、日本国内においても2007年より「ニコニコ生放送」が開始され、一般層にも徐々に普及され始めましたが、やはり爆発的にライブ配信が広まったのは2020年、新型コロナウイルスの影響でのリアルイベントからオンラインイベント・ウェビナーに移行したタイミングで爆発的に普及しました。
「ライブ配信」のメリットはやはり「生放送」ができる点です。
即時性のある情報の配信において、ライブ配信機能は必要不可欠であり、一刻も早く情報を届けたい際にはライブ配信が有用である一方、機材トラブルやネットワーク環境によって配信が失敗すると、リアルタイムで「失敗」を視聴者に伝えてしまうリスクも内包しております。
ライブ配信の特徴
- リアルタイム(生放送)で指定の時間からの配信が可能
- 視聴者のリアルタイムでの質疑応答に対応可能
- 一発勝負でリスクが多く、失敗が響く
- スポーツイベントや選挙、音楽ライブなどの現場中継に最適
2. 疑似ライブ配信って何?
まずお伝えしますと疑似ライブ配信は「ライブ配信」の対極の語ではありません。
どちらかというと、ライブ配信の対極の語は「オンデマンド配信」「アーカイブ配信」などと言った語であり、これらは事前に作成した動画を配信する事となりますので、生放送ではありませんし、視聴者のリアルタイムの質疑応答の対応もできませんが、「やり直し」が聞くので、リスクなく配信をする事ができます。
その上で「疑似ライブ配信」と言うものがどのようなものかと説明しますと、
動画自体はオンデマンド・アーカイブ配信のように作り込みを行うが、リアルタイムの質疑応答は対応すると言う「良いとこ取り」の配信となります。
「動画の作り込み」こそは行う必要はありますが、作成が済めば一度作り込んだ動画に対して配信及びリアルタイムでの質疑応答を繰り返すだけで済みますので、毎回同じ内容を説明する必要もなく、何より配信失敗リスクを負わずに配信する事が可能となります。
3. 「疑似ライブ配信」とオンラインイベントとの親和性
前項でも紹介させて戴きましたが、疑似ライブ配信とオンラインイベントは親和性がかなり高いと考えております。
その中でも何度も同じ内容を使用する類の「会社紹介」「商品紹介」「ウェビナー」などのオンラインイベントであれば疑似ライブ配信が有用と言えるのでは無いでしょうか。
「会社紹介」を例に説明しますと、まずは然るべき登壇者の動画を撮影し、その登壇者の動画をアーカイブ配信しながら「リアルタイムで視聴者からの質問に答える」と言うプログラムで開催を行えば、必要な人員は「リアルタイムでチャットの質疑応答ができる方」のみで開催が可能となります。
登壇者が社長や幹部など忙しい方が多い企業によっては、動画さえあれば何十回、何百回と「疑似ライブ配信」が可能となります。
もちろん定期的な動画のメンテナンスは必要ではありますが、コストを削減し、尚且つリスクなく配信ができる「疑似ライブ配信」の需要は今後高まっていくのでは無いでしょうか。
4. eventosで活用できる「疑似ライブ配信」
結論から申し上げますとeventosでの疑似ライブ配信はもちろん可能です。
eventosにおいては「Live!配信(ライブ配信)」機能を2020年5月にリリースしており、eventosの管理画面からストリーミングキーを発行し、OBS(Open Broadcaster Software)と連携する事でPC上でのライブ配信を可能とし、多くの企業イベントや学術イベント、株主総会、オンライン展示会などで活用されて参りました。
そして更には2021年1月からは「かんたんLive!配信(ライブ配信)」の機能もリリースして、OBSを使用した「Live!配信(ライブ配信)」よりも出来る事は制限されてしまいますが、OBSを活用せずにeventosの管理画面上から”簡単に”ライブ配信を実現できる機能をリリースいたしました。
これらはいずれの配信もアーカイブ動画による配信が可能となりますが、あくまで「リアルタイムで開催したイベントのアーカイブ動画」となります為、「疑似ライブ配信」を行う為には、ベースとして「ライブ配信」を行う必要があり、そこで使用する動画コンテンツを流し(別ウインドウの動画を再生して表示するイメージ)、リアルタイムで寄せられる質問にお答えするイメージでしょうか。
最後に
今後もオンラインイベントにおいて新たな概念や用語が誕生すると思われますが、eventosは「リアルイベント」「オンラインイベント」「ハイブリッドイベント」に対して対応できるプラットフォームとなっておりますので、これから生まれる新たな概念や用語にも問題なく対応できるプラットフォームとなっております。
興味がある方は下記よりお気軽にお問い合わせ下さいませ。
https://eventos.tokyo/contact/
それでは次回ブログもお楽しみに!