ここ最近、ノーコード(No Code)と言う言葉が注目されておりますが、本日のブログでは「ノーコード」のメリット・デメリットを、弊社サービスeventosと共に紹介させて頂きます。
これまでの概念では、WEBサイトやアプリなどのソフトウェアサービスを作る際には、プログラマーがプログラミング言語を使用してコードを書く、いわゆるプログラミングを行うことで、プロダクトを世の中に提供し、そうして作られたWEBサイトやアプリなどを我々ユーザーが見たり、体験したりする事が可能となっておりました。
つまり、ソフトウェア開発は「プログラマーがコードを書くことで完成する」と言う概念が当たり前だと我々は考えておりました。
しかしながら近年ではプログラミングの知識が無くても、WEBサイトやアプリを提供できるサービスが世の中に溢れており、そのようなプログラミング知識が無くてもソフトウェアを提供できるサービスを、コードが不要(No)である、「ノーコード」「ノーコード開発」と呼ぶようになりました。
ノーコード開発の歴史
ノーコードと言う概念は「アメブロ」「ライブドアブログ」などのブログサービスが、その第一歩とも言われています。
ブログサービスの誕生で、管理画面で「タイトル」や「テキスト」「画像」、更には「カテゴリ」などを設定する事で、用意に自身が発信したい情報を登録し、WEBサイトと言う媒体を通して全世界に発信できるようになりました。
その次に生まれたのが「SNS(Social Network Service)」です。
ブログより簡単に、手軽に情報の登録・発信を行い、色々な人と繋がっていく取り組みができるようになりました。
そうした土壌が生まれた上で「ノーコード」を主体とするサービスは更に広まりました。
近年ですと、ブログよりワンランク進歩したWEBサイトもノーコードで作成できるようになりました。
「ペライチ」「Studio」「Ameba Ownd」などのサービスが誕生し、より用意に情報発信が可能となりました。
その中でも取り分け、ブログに関しては「WordPress」が多く活用されております(本ブログもWordPressを使用しております)
そして、WEBだけではなく、アプリもノーコードで作れる時代が到来しました。代表的なノーコードでアプリを開発できるサービスとしては「yappli」が有名ですが、それ以外にも多くのプラットフォームが存在しております。
しかしながら、2021年5月現在、ノーコードでWEBとアプリの両方を作成できるプラットフォームは、eventos以外に存在していないと我々は考えております。
eventosがノーコードである理由
eventosは、これまでアプリの受託開発を主幹事業として行なってきたbravesoftが、これまでの経験とノウハウを活かしてパッケージ化し、その中でも需要が多かったリアルイベント業界をメインとした「イベント公式アプリ」を誰もが簡単に作れる世界を夢想し、イベントをDXの力で、テクノロジーの力で効率化するeventechを実現し、イベント業界のDX基準となるOS(Oparation System)になってほしいと言う思いで、event + osを掛け合わせて「eventos」と言うサービスを完成させました。
世の中に存在する多くのイベントは、イベント当日よりも得てしてイベント準備に時間を要する事が多いのが実情です。
イベントの会場の手配から告知、入場方法や当日のアナウンスなど、やる事は山積みで人手もコストも多く発生しますし、その中のいくつかは旧態依然のアナログな内容だったりもします。
ですので、eventosの目的としては、そのような「イベント関連業者様の手間を少しでも軽減すること」を第一の目的として制作しましたので、「いかに簡単にイベント公式アプリを作れるか」と言う視点においてノーコード開発は必然でありました。
「スケジュール」「マップ」「ブース」「チケット」etc…多くのイベントで使う共通機能を、eventosとしての標準搭載機能とし、誰もが簡単にイベント公式アプリを作れる世界観を実現させました。
そして本ブログでも何度も紹介させて頂いておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリアルイベント自粛の影響で、これまでのアプリだけの提供に加えてWEBでの提供も開始し、現在アプリとWEBをノーコードで提供できる唯一無二のプラットフォームとしてご活用頂いております。
ノーコード開発の問題点
以上より、今後全てのアプリやWEBサービスは「ノーコード」に置き換わるのかと言う懸念も生まれますが、答えはNOであると我々は考えております。
まず、eventosの新機能の作成などのは勿論ノーコードでは開発できませんので「ノーコードで使えるようになる仕組み」は従来通りのプログラミングでコードを書く必要がございます。
また、ノーコード開発はあくまで既成の枠を飛び越える事ができません。
eventosには「htmlタグウィジェット」と言う機能で、TOPページのUIをカスタマイズする事や、「CSSアップロード」機能で、WEBサイト全体のCSS調整なども行えるのですが、あくまで搭載された機能のみしか使用する事ができず、その機能のみを使っていただく形式となります。
ですので、痒いところに手は届かない、これがノーコード開発の弱点となっております。
(しかしながら、弊社bravesoftは受託開発も行なっておりますので、お客様の要望に応じたアプリ開発をスクラッチで対応する事も可能です)
イベント業界には「ノーコード」は普及するか?
eventosを利用することで、「イベント業界においてノーコードは普及する」と断言する事ができます。
eventosは2014年のサービス提供以降、多くの機能を新規開発して参りました。
多くの成功と失敗を財産に、多くのイベント導入を礎とし、今現在「リアルイベント」「オンラインイベント」「ハイブリッドイベント」において、イベントに必要である痒いところに手が届く機能を多数搭載し、イベント主催者様に喜んで頂けるプロダクトに昇華いたしました。
イベントは準備期間はものによっては1年以上掛かっても、イベント会期自体は1日や2日だったりする事もしばしばありますので、その数日の為に、1からアプリを作成するのは非効率であり、不経済でもあります。ましてやイベント会期を遅らせる訳にもいかないので、信頼と実績のあるノーコードのイベント管理プラットフォームを使用して、イベント公式WEB&アプリを作成し、コストを多くかけずに、短納期で作ってしまうべきなのです。
そして、先程eventosの目的は「イベント主催者様の負担軽減」と説明させて頂きましたが、「イベント参加者の体験価値向上」の実現もお約束致します。
まとめ
ノーコードによる開発はこれからの世の中のソフトウェア業界において、より活発になると思いますが、ノーコードには限界があります。
イベント業界においても例外ではなく、「このプラットフォームでは**ができない」などは起き得ると思っておりますが、eventosに関しては、イベント業界において必要な機能を搭載したノーコード製品となりますので、簡単に最高のイベント体験を提供する事ができると、ご理解頂ければ幸甚でございます。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!