2月15日、2022年第1弾の「イベ博」配信をさせていただきました。
本ブログではその配信の詳細レポートを紹介させていただきます。
概要
<ゲスト>
茂木 優弥 氏
<モデレーター>
bravesoft株式会社
Event × Experienceグループ|Dx Solution戦略事業部長
岡 慶彦
Event × Experienceグループ|Dx Solution戦略事業部 マーケティング担当
小林 佳祐
<配信協力>
株式会社ニューピークス
<イラスト協力>
楽描人カエルン
▼ポートフォリオはこちら
https://potofu.me/vpkaerun
<配信日時>
2022年2月15日(火) 17:30〜
失敗例から学ぶ、ウェビナー成功術とは
岡「今回のゲストは、2021年5月にもイベ博に登壇いただいた茂木様を、再度お招きしてお話お聞かせいただきます。それでは、茂木様宜しくお願いいたします」
茂木様「宜しくお願いいたします。ご無沙汰しております」
岡「まずは、茂木様が初めての方もいると思いますので、自己紹介をお願いできますか」
茂木様「本日はご参加いただきありがとうございます。2022年1月に新卒から3年くらい勤務していたアイセールス株式会社を退職しました。在籍中は、法人営業などを行いながら、イベントマーケティングの責任者を務めておりましたが、その中でオンラインセミナーの楽しさ、素晴らしさに気づいて以降はウェビナーに没頭しております。恐らく今年、世界で一番ウェビナーを受講していると思います(笑)」
岡「私も色々参考とさせていただいております。早速ではございますが、スライドを展開させていただきます」
茂木様「本日、ご視聴されている皆様にはお忙しい中お時間をいただいておりますので、何か持ち帰っていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします」
茂木様「こちらは2021年のウェビナーの数字をまとめた資料でございます」
岡「総開催49回、共催39回と言うのは凄いですね」
茂木様「本腰を入れ始めたのが去年なので、まずは数をこなすことが重要と考えて実施しました。」
岡「新規集客が2,244件と言うのも凄いですね」
茂木様「色々な方の知恵をお借りできたのが大きいですが、個人としては広告費を抑た集客を実現できたのがとても良かったと思っております。SNSやプレスリリースなどを有効に活用できました」
岡「我々もこんな数字出したいですね(笑)ちなみに最近ですと、ウェビナーやオンラインイベントが増えることでCPA(Cost per Acquisition:顧客獲得単価)が上がってきているとも聞きますが、その辺いかがお考えでしょう?」
茂木様「仰る通り、最近ではそのような話も多いですね」
小林「集客コストは上がっているので、今回の茂木様のようにゲストのパワーをお借りしたいところですね(笑)」
岡「続いては先日茂木様が開催された“初回から高確率で成果を出すためのウェビナー開催方法〜企画編〜”と題された登壇に関してお聞かせいただきたいのですが、こちらを開催した経緯をお聞かせいただけますでしょうか」
茂木様「ウェビナーを多く開催することで、失敗しない方法や高確率で成果を出す方法は分かってきたので開催いたしました」
岡「アンケート回答率77%が凄いですね」
小林「…我々が対抗できる数字ではないですね(笑)」
茂木様「最近は80%以上の回答が常時できるようになりましたので、この結果は低いと思っています」
岡「その80%以上のアンケート回答をいただけるポイントを教えていただけますでしょうか?」
茂木様「“ウェビナー中にアンケートを回答していただく”ことですね。その上でアンケートの御礼(特典)は登壇資料だけではなく、他の資料もつけるのが良いですね。この回では企画専用ワークシートという資料を特典に付けたのですが、そのシートを埋めるとある程度ウェビナーが失敗しない内容となっており、結果として回答率は上がりましたね」
岡「これがあれば次の日からアクションを起こすことができると考えると、確かにそうですね」
茂木様「あとは少人数の際には“会議モード(参加者の顔が見えて喋れる環境)”で行うのが良いですね。なので、人数はある程度までにし、参加者も絞った方が良いです。コンテンツも絞っておりますので、”あなたは絶対来た方が良いので参加してください”という方式、もしくはその逆で”あなたは参加しない方がいいです”という感じですね」
小林「広く浅く、誰にでも届けるような内容よりそちらの方が良いという考えですね。勉強になります」
岡「ここで視聴者からの質問が届いております。”ウェビナーの量から質への展開”に関しまして、茂木様の意見をお伺いしたいとのことですが、いかがでしょう?」
茂木様「色々なポイントがありますが、やはり重要なのはターゲットの選定ですね。その上で“ターゲットは◯◯株式会社まで絞ること”です。ターゲットを決めた後にウェビナーの企画を決める順番は絶対に守らなければならないのですが、更に具体的に会社まで絞れれば良いですね」
岡「マーケターや営業に向けてではなく、企業で絞るのですね」
茂木様「もっと言うと、”◯◯株式会社の◯◯さん”まで絞ったりもしていましたね(笑)」
茂木様「次に重要なのは“IS(インサイドセールス)のリソースなどを含めて、営業との連携を考えて企画をすること”です。ホットリードを集めても対応できなければ意味がないので、メールや電話をどれだけ掛けられるのかを予めて企画書の時点で考えて、スケジュールを空けていただいています」
岡「そこまでする必要があるんですね」
茂木様「対応できないのは勿体無いので、優先順位を決めるなど工夫が大事ですね」
茂木様「ウェビナーの心構えとしては”1人でも来てくれたらいい”という心構えを持つべきなんですけど、その上で“人を集めたいなら、業界の一歩先を話すこと”です」
岡「その心構えは重要ですね、気が楽になります」
茂木様「方程式があり、“配信母数 × トレンド × 独自性”の3つが重なった時は集客がドッと伸びると言われていますので、これを兼ねるコンテンツなどがあれば良いですね」
ウェビナーを共催するシンプルな方法は…
岡「最近は新たな試みとして、共催に力をお入れである中で、”ウェビナー共催企業を繋ぐFACEBOOKグループ”企画を立ち上げたということですが、こちらに関して詳しくご説明いただけますでしょうか」
茂木様「ウェビナーを開催する上で、“どこと共催するのか”は悩むことが多いと思います。その上でお陰様で多くの企業様とこれまでに共催をさせていただいたので、もう作ってしまえと思って作成しました(笑)」
小林「現在100人も突破したとのことで、すごい勢いですね。実は我々も是非申請させていただいております(笑)」
ウェビナーの成果測定の為に、絶対やった方が良いことは…
岡「それではイベ博恒例の、Live!アンケートで事前に集めた質問にゲストの方に答えていただくコーナーとなりますが、まず“2021年最も意外だった、印象的だったウェビナーはありますでしょうか”という質問ですが、こちらはいかがでしょう?」
茂木様「”ものすごいベンチャー展”というウェビナーは印象に残っています。工夫がすごく良かったですね。あとはベルフェイス様のウェビナーでタレントの方を招いて開催したウェビナーも非常に印象に残っています」
小林「集客ではなく、クロージングのためにタレントの方を活用するのは確かに凄いですね」
岡「“ウェビナーを開催するにあたり、”成功した”と考える基準は?”という質問ですが、こちらはいかがでしょう?」
茂木様「開催内容によって違いますので一概には言えないですが、1つ設けるべきと思うのは“アンケート回答率”ですね。その上でのアンケート内容(チェック項目)の上位がどれくらいがあるかも重要ですね」
岡「アンケートの中身も重要なのですね」
茂木様「メチャクチャ重要ですね。それだけで1時間は喋れます(笑)」
岡「是非お聞かせいただきたいのですが、もうお時間が無いため、最後に私から質問ですが、今後は茂木様はどのような活動をされていくのでしょうか」
茂木様「今春、ウェビナーの企画・代行・コンサルティングなどを行う会社の立ち上げを考えております」
岡「是非会社名など決まったら教えてください!」
小林「色々と視聴者の方と同じ目線で参加させていただき、非常に勉強になりました。ありがとうございました」
編集後記
ウェビナーを熟知する茂木様にお話しさせていただき、改めてウェビナーの難しさやポイントなどを勉強させていただく、非常に実りのある開催となりました。
カエルンさんに担当いただいたグラレコを最後に紹介させていただきます。
茂木様、誠にありがとうございました!
それでは次回のイベ博もお楽しみに!
配信概要
<配信プラットフォーム>
eventosのLive配信機能
<配信>
https://www.ibehaku.com/
<スタジオ協力>
ニューピークス株式会社
<イラスト協力>
楽描人カエルン