気温が30度を超える真夏日が続き、いよいよ夏到来ですね。夏休みということで普段よりイベントの集客チャンスが増えるのではないでしょうか?そこで東京都イベントランキングトップ10から人気の夏イベントの傾向を分析したいと思います。

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■目次

・東京都イベントランキングトップ10

・イベントの分類と分析

 ・タイプ① 風物詩系

 ・タイプ② アニメ・キャラクター系

 ・タイプ③ 目新しい系

・まとめ


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■東京都イベントランキングトップ10(2018年7月2日現在)

まずは今夏のイベントランキングからチェックしてみましょう。


1位 花火アクアリウム BY NAKED

 提灯や御囃子の音、デジタル花火で縁日の雰囲気を創出


2位 代々木VILLAGE BEER TERRACE 2018 “Orangery Garden(オランジェリーガーデン)”

 ヨーロッパの温室をイメージしたビアガーデン


3位 名探偵コナン 科学捜査展~真実への推理 アブダクション ~

 「名探偵コナン」と一緒に事件の真相を解明


4位 増上寺 七夕祭り 和紙キャンドルナイト2018

 約5400個の和紙キャンドルに灯りがともる


5位 ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム 2018 ~江戸・金魚の涼~ & ナイトアクアリウム

 日本の美の象徴“金魚・錦鯉”とアートアクアリウムの華麗な融合


6位 涼感ひんやり!クール・スイーツ2018

 涼感度マックス、見た目も涼しげなインスタジェニックなスイーツが登場


7位 食べるを描く。

 ジブリ映画を彩った食卓を再現


8位 ビアテラス in 丸の内ハウス2018

 今年は絶品うま辛グルメが登場


9位 みたままつり

 まばゆい献灯の光が境内参道を照らし出す


10位 ECO EDO 日本橋 2018 ~五感で楽しむ、江戸の涼~

 日本橋恒例の夏イベントで、納涼気分を五感で体感

出所:ウォーカープラスイベントランキング https://www.walkerplus.com/ranking/event/ar0313/

■イベント分類

ここからは上記ランキングを元にイベントを周期性・コンテンツ内容を基準に分類をしました。

花火やビアガーデンなど、毎年行われ周期性があり、かつコンテンツが浸透しているものはタイプ①の風物詩系。毎年あるわけでは無いがコンテンツが浸透しているものはタイプ②のアニメ・キャラクター系。周期性が無く、コンテンツが浸透していないものはタイプ③の目新しい系と分類をしました。

・周期性あり、コンテンツが浸透済み 

→タイプ① 風物詩系 (花火・ビアガーデンなど)

・周期性なし、コンテンツが浸透済み 

→タイプ② アニメ・キャラクター系

・周期性なし、コンテンツが浸透していない 

→タイプ③ 目新しい系

■イベント分析

それではここからは各分類を元に独断と偏見を交えて分析していきたいと思います。

タイプ① 風物詩系

これが無いと夏が始まらない!これぞ夏!というイベントがこの分類に属します。ランキングでは花火ビアガーデンキャンドルナイトなどが該当します。これらのイベントは幅広い層をターゲットにできるのが強みですね。

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風物詩系イベントは コンテンツの定着度の高さ故に内容をアレンジすることが難しいという面も持っています。そのため、イベントの核となる部分では無く、集客などで工夫をしなければいけません。ランキングにも2位 代々木VILLAGE BEER TERRACE 20189位 みたままつりがランクインしていますが今後は今までのイベントに+αな施策が必要となるかもしれないですね!

タイプ② アニメ・キャラクター系

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アニメ・キャラクターの企画展などがこれに当たります。前述ランキング内では3位 名探偵コナン 科学捜査展~真実への推理 アブダクション ~とジブリ映画の食卓を再現した 7位 食べるを描く。が該当します。

主なターゲットは利用するコンテンツのファンになります。熱狂的な大人のファンから家族連れまで楽しむことができます。子供に人気のアニメ・キャラクターとコラボしたイベントであれば学校の長期休み期間を狙って開催すると家族連れの集客増加に繋がります。 特に日本のアニメ文化は世界にも浸透していますので海外のアニメファンをターゲットにしてみるのも面白いですね!

タイプ③ 目新しい系

この分類にはランキング1位 花火アクアリウム BY NAKED 6位 涼感ひんやり!クール・スイーツ2018が該当します。186375-1

この写真は6位 涼感ひんやり!クール・スイーツ2018 で食べることができるスイーツです。これらのスイーツを目の前にすると思わずインスタグラムなどのSNSに載せずにはいられないですね。

1位 花火アクアリウム BY NAKED  は本物の花火ではなく、プロジェクションマッピングで水族館の中に花火の映像を映し出すイベントで、SNSとの親和性が高くなっています。

目新しい系イベントは既存のファンがいる分類①②のイベントとは異なり、一から顧客を集めなければなりません。そこで現在流行りのインスタ映えを重視すると集客増加に繋がることが予想されます。逆に言えばターゲット層をフォロワーとして多く抱えているインスタグラマーなどをピックアップすれば一気に拡散できる可能性もございます。やりすぎると「ステマだ!」と騒がれてしまう可能性もありますが、炎上も含めてマーケティング効果は大きくなりそうです。

■まとめ

ランキングからは相変わらず花火、ビアガーデンなどの風物詩系イベントが人気ということが分かりました。一方で、SNSの効果により目新しいイベントが勢いを増しています。花火やビアガーデンといった以前から存在する風物詩系イベントにおいても、少なからずSNSを意識することでさらに多くの集客が見込めます。

今後インターネットによりイベントの需要が変化していくことが考えられます。時代に合わせた・先を行くイベントを企画することが集客の上で重要になりそうです。

 
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