今回は、帳票とBIを軸に、ソフトウェアとサービスを通じて、企業のデータ活用を支援するウイングアーク1st株式会社様にインタビューさせていただきました。

2022年10月12日にオンライン、10月13日〜14日はリアル+オンラインにて開催された、DXでビジネスをアップデートする国内最大級のカンファレンスイベント「updataDX22」におきまして、イベント全体の統括・プロデュースを担当された松久様、eventosを活用した運用構築を担当された谷井様にお話を伺いました。

過去2回開催したオンラインイベント「updataNOW」より、名前と形式を変えて開催されたupdataDX22。今回初のハイブリッドイベントとなるにあたり、eventosをどのような課題感から検討していただいたのか、eventosでどのようなイベントを作り上げて、いかにして成功することができたのかなど、様々な角度からお話いただきました。

インタビュイー

eventosと契約して「成功」した点

・ただ配信するだけではなく、UIやUXにこだわるオンラインの「イベント」を開催できた点

・セッション満足度のアンケート回答数が前回の10倍、より正確なデータを収集できた点

・オンライン配信の視聴者数も昨年を上回ることができた点

インタビュアー

bravesoft株式会社
 広報戦略本部 :高瀬
 セールス担当 :岡元

リアルとオンラインを繋げられるUIを意識

– 本日はお忙しい中インタビューのお時間を頂き、誠にありがとうございます。まずは今回のupdataDX22のお話をいただく前に、3年前に開催された貴社主催イベント「WAF2019」を開催するにあたり、eventosを導入いただいた経緯をお教えいただけますでしょうか?

松久様「以前にBACKSTAGEというイベントに参加した際、eventosをイベント公式アプリとして活用していて、その会場でbravesoftさんのブースで話を聞蹴たのがきっかけです。我々のイベントに来場された方々が会場内でパンフレットとして活用いただいたり、迷ったりしないために手元で活用できるイベントアプリとして活用したいと考え、導入しました」

– その際利用したeventosアプリはいかがでしたでしょうか?

松久様4,000名くらいの方の来場があったのですが、そのうち3割くらいの方にアプリをご活用いただきました。使われ方としても、想定通り会場マップやセッション情報を多く見ており、イベント参加者の利便性向上に繋がったと思います」

– しかしながら新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年からはこちらのイベントもリアル開催が難しく、オンライン形式に切り替えたと伺っております。

松久様「2020年、2021年は完全オンラインで”updataNOW”と名前を変えてオンラインイベントを開催しました。eventosがオンラインに対応していることはもちろん知ってはいたのですが、その時は開催方法や我々のシステムの事情などで別のツールを使用しました」

– そして今年2022年より徐々に各地でイベントのリアル開催が戻りつつあり、updataNOWはupdataDXとして名前を変え、ハイブリッド形式のイベントに変わりました。このイベントにおいて再度eventosをご活用いただく運びとなりましたが、この際のツール選定のポイントはどのような要件だったのでしょうか?

松久様「まず、ハイブリッド開催ということで、オフライン(リアル)開催と、オンライン開催を繋げることができるUI/UXを意識していましたので、“UIのカスタマイズ”ができることは重要なポイントでした。オフラインでは会場の装飾などで総合的なイベント演出をすることができますが、オンラインでは配信画面以外は使用しているツールの画面そのままになってしまうため、イベントの独自性を出すような演出が難しいと感じていて、その点を実現したい思いがありました」

谷井様「また、イベントの運営に関しましては、マルチチャネルでの配信ができる点や、弊社が活用するMAツールと連携できる“機能のカスタマイズ”が行える点などもポイントとなりました」

松久様「そして何といっても、視聴における“安定性・サーバーの負荷対策”が重要でした。リアル会場の登壇ではちょっとした機材トラブルは気にならないですが、オンラインイベントだと音声や映像が途切れると参加者の大きなストレスになってしまいます。リアルでもオンラインでもユーザーの体験の質を落としてはいけないので、その点も重視しましたね」

– これらの要件を満たすイベントプラットフォームとして、eventosを選定いただき誠にありがとうございました。それでは次項では実際のイベントを通して、その成果についてお聞かせいただきたいと思います。

提案や当日サポートをいただき、満足度の高いイベントを実現

– まずは”UIのカスタマイズ”に関してお聞かせいただきたいのですが、今回eventosを活用することで理想通りのUIは実現できたのでしょうか?

松久様「UIデザインに関しましては、eventosの担当の方と何度も会話をしながら、我々の要望に応えていただく形で制作していただきました。おかげで満足度の高いUIを実現することができました」

– ありがとうございます。今回、eventosのカスタマーサクセスエンジニアが全面的にWEBサイトの制作に関して関わらせていただきましたが、満足できる対応でしたでしょうか。

松久様「かなり細かい調整や、作り込みをしてもらいました。その上で我々の意見に対し、”こういう方法なら実現できます”など、我々が一方的に指示をするだけではなく、担当者様から提案をもらえたのは非常にありがたかったですね」

谷井様「最終的には思った通りのUIを実現することができて満足しております」

松久様「ユーザーの方が迷わずに見たいセッションに辿り着くことができて、セッションも集中して見てもらえました。過去2回のオンライン開催と比較して、セッション視聴者のLIVEコメントがかなり増えました。更にはセッション視聴後のアンケートに対する回答数も去年の10倍くらいの回答数となり、より参加者の満足度を正確に把握できるようになりました」

– UIに関しては満足度の高い内容を提供できたようで何よりです。続きまして、”機能のカスタマイズ”に関してはいかがでしたか。

谷井様MAツールとeventosの自動連携を行うことができたのは非常によかったですね。会期中のイベント申し込みに関しても自動連携することができたので、会期中のインポート作業が不要で助かりました。あとは管理画面から弊社ドメインでメール送信ができたのも良かったですね」

– ありがとうございます。このような機能のカスタマイズでイベントの運営・運用などの業務削減・簡略化は実現できましたでしょうか?

松久様「はい、今回はハイブリッド開催ということで、当日はリアル会場とオンライン配信の両方を見なければならなく、リアル会場の運営・設営などに多くのリソースを割かなければなりませんでしたので、自動化において工数削減ができた分、リアルに注力することができたのは非常によかったと思っております」

– ありがとうございます。最後にイベント当日最も重要であったオンライン視聴環境における”安定性”に関しては、いかがでしたでしょうか。

松久様「配信が始まってから、映像が乱れたり、動画が止まったり、サービスが”落ちる”こともなく、非常に安定していたと思います。何かあった際のリカバリーも用意していただいておりましたが、結果問題なく配信を行えました」

谷井様「また、今回はeventosと同じくLive!アンケートも活用させていただきましたが、非常にセッションも盛り上がりましたね」

松久様「ライブ配信中のLive!アンケートでよかった点は、オンライン配信画面のコメント欄が投票画面に自動的に切り替わることで、参加者に良い意味で強制的に参加してもらえた点ですね。リアル会場においても視覚的に投票結果の変動や推移を見ていただけることは好評でしたし、何より冒頭でもお話しした“リアルとオンラインの繋がり”をしっかりと実現できたのは非常によかったと思います」

– Live!アンケートに関しても評価いただき嬉しいですね。それでは、今回のイベントを通してeventosでやりたかったことは実現できましたでしょうか?

谷井様「ログデータの収集もできたので非常に満足しています」

松久様「はい、当日のサポートまでリアルタイムで対応していただけたのはありがたかったですね」

– ありがとうございます。対応したスタッフにもその声を共有させていただきます。

オンラインの”イベント”を初めて開催することができた

– イベントを終えて、目標として掲げていたKGI・KPIなどの成果につきましては、いかがでしたでしょうか。

谷井様「来場者も目標人数を達成しましたし、オンラインに関しても昨年より多くの方に参加いただけました」

松久様「以前はセッション満足度の回答者数が少なく、どのセッションがよかったかなどの正確なデータは取得できなかったのですが、今回は回答数も多く、正確なデータを獲得することができたのも大きかったですね。その上での満足度数値の向上やブランディング、更にはイベント参加者からの案件創出も実現でき、非常に成果はあったと思っております」

– ありがとうございます。嬉しいご意見です。

松久様「そして、オンラインのリアクションが増えたのが一番よかったですね、これまでのオンライン開催は正直、”セッション動画を流すだけ”となってしまっている部分が多かったのですが、今回はeventosを活用することで、しっかりと“オンラインのイベント”として開催し、イベントとして魅せることができ、参加者の体験向上が実現できたのは本当によかったと思っています」

– この上なく、嬉しい評価ありがとうございます!それでは最後に、次回開催に向けて、eventosに関する要望などはありますか?

松久様「細かい部分ですが、動画配信のフレーム数が増え、より高画質での配信ができると個人的には嬉しいです」

谷井様「CSVのインポート機能なども、もう少し充実してくれれば使い勝手がさらによくなります」

– 貴重なご意見、参考とさせていただきます。それでは本日はお忙しい中、誠にありがとうございました!

 ↓ updataDX22の導入事例はこちらをご参照下さい