オウンドメディアが大ブーム?
オウンドメディアが大きな盛り上がりを見せています。
2021年には企業がインターネット広告に掛ける費用は、4マス媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)を超えて2兆7052億円に達しましたが、ある意味インターネット広告以上に注目されているマーケティング施策がオウンドメディアです。
では、オウンドメディアは本当に効果的なマーケティング施策と言えるのでしょうか?

そもそもオウンドメディアとは?
オウンドメディアとは一言でいうと企業や個人が所有・管理している媒体(メディア)のことです。
詳しい説明は、「動画を活用したオウンドメディアの実態とは?」も参照して頂ければと思いますが、YoutubeやFacebookなどのSNS等の第三者が運営するプラットフォーム上で展開するのではなく、あくまで企業が運営管理する媒体であると言えば、分かりやすいかと思います。
そうすると、「企業の所有するコーポレートサイトやサービスサイトもすべてオウンドメディア?」と思われるかもしれませんが、答えはYesです。
ただ一般にオウンドメディアと聞いてイメージされるのは、単なるカタログ的な企業情報や商品情報を並べるのではなく、新聞や雑誌、テレビのように「見る側が興味を持って見に来る仕掛け」を施しているものが多いでしょう。
一方的に自社の言いたいことを並び立てるのではなく、視聴者が自発的に見に来てくれるコンテンツを並べたものこそがオウンドメディアと言えます。

オウンドメディアのコンテンツ
そんなオウンドメディアに企業が用意するコンテンツは、
- 視聴者の役に立つコンテンツ
- 視聴者が楽しめるコンテンツ
であり、なおかつ
- 自社が伝えたい情報
である必要があります。
日本を代表するオウンドメディアとなったトヨタ自動車のトヨタイムズでは、新車情報や最新の企業情報はもちろんのこと、トヨタが出場するレースのレポートやトヨタ社長とイチローさんなどの著名人との対談など、興味深いコンテンツが満載です。
また、社長交代の発表を記者クラブ等のマスコミを集めての記者会見ではなく、自社のメディアであるトヨタイムズ上で生配信で行なったことも記憶に新しいところです。
オウンドメディア上では、あらゆる情報発信を自由に行えます。
更に上述の例のように生配信などを使うことによって、テレビや新聞等のマスコミを通じた情報伝達よりも遥かにリアルタイムに直接的に消費者とコミュニケーションできるようになるのです。

オウンドメディアのマーケティング戦略上の役割
オウンドメディアが果たすマーケティング戦略上の役割は何でしょうか?
マーケティング戦略は究極的には以下の3つに集約されます。
- 認知を高める
- 配荷率を上げる
- プレファレンスを上げる
配荷率に関しては、オウンドメディアが寄与することはほぼないでしょう。
オウンドメディアがSEOで上位に掲載されるようになれば、その企業の商品やサービスの認知拡大につながります。
しかし、なんといってもオウンドメディアのマーケティング戦略上の最大の役割は、プレファレンスを上げるということに尽きます。
プレファレンスとは相対的な好意度を示す言葉です。
そして、あらゆるマーケターにとって最重要なミッションこそがプレファレンスの向上なのです。

プレファレンスを解きほぐす
プレファンレンスを構成する要素は、
- 価格
- 製品パフォーマンス
- ブランド・エクイティ
の3つです。
3つとも大変重要な要素ですが、マーケターが最も腐心すべき要素はブランド・エクイティの向上です。
では、オウンドメディアがブランド・エクイティの向上にもたらすその驚くべき力とは何でしょうか?
もし、興味がありましたらこちらから資料をダウンロードして頂ければ幸いです。
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