近年、Webアンケートツールの普及により、専門知識がない担当者でも手軽に高品質な調査を行える環境が整いました。しかし、市場には多様なツールが存在するため、「機能が多すぎて使いこなせない」「自社の求める分析ができない」といったミスマッチも少なくありません。
本記事では、Webアンケートツールの基礎知識や失敗しない比較ポイントを整理したうえで、ビジネスや教育の現場で高い評価を得ているおすすめツール10選を詳しく解説します。

Webアンケートツール導入前に知っておきたい基礎知識

Webアンケートツールとは、質問項目の作成から配信、回答の回収、リアルタイムな集計・グラフ化までをオンライン上で完結できるシステムです。紙媒体での配布や手入力での集計に比べ、費用と手間の双方を大幅に削減し、迅速なデータ活用を可能にします。

1.ツール選びの重要ポイント(選定チェックリスト)

導入目的の明確化

社内満足度調査、商品開発に向けた市場調査、イベントでの即時集計など、自社のやりたい調査にマッチした設問形式や分析機能(条件分岐・クロス集計など)があるか。

操作性とマルチデバイス対応

スマホから直感的に回答できる画面設計になっているか。また、運営側がストレスなく設問を作成できるUIか。

外部ツール連携・CRM機能

SalesforceやSlack、顧客管理システム(CRM)等と連携し、収集したデータをそのままマーケティングや営業活動に活用できるか。

セキュリティとサポート体制

SSL暗号化、ISMS認証、アクセス制限機能など、個人情報や社内データを扱うための安全基準を満たしているか。

2.無料版と有料版の違い

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項目 無料版(フリープラン) 有料版(有料プラン)
制限事項 設問数(〜10問程度)、回答数(〜月100件程度)など制限あり 設問数・回答数ともに無制限または大規模対応
機能性 基本設問形式(単一選択/複数選択/テキスト記述など) 条件分岐ロジック、詳細なクロス集計、デザインの自社ブランド化
セキュリティ 基本的なSSL暗号化通信対応のみ アクセス制限(IP制限)、SSO対応、ISMS認証準拠など強固
おすすめ用途 小規模な社内意識調査、社内勉強会、簡易的なイベント受付 商用マーケティング調査、大規模イベント、社内重要な顧客調査

無料版(フリープラン)

設問数が10問程度に制限されていたり、回答数が月100件までに制限されているケースが一般的です。ロゴの削除や高度な条件分岐はできませんが、小規模な社内意識調査やイベントの仮予約・簡単な感想回収には十分対応できます。

有料版(有料プラン・エンタープライズ)

設問数や回答数が無制限になり、回答結果に応じた分岐ロジックや、顧客属性ごとの詳細なクロス集計、デザインの自社ブランド化(White Label)が可能になります。強固なセキュリティと専任サポートがつくため、商用調査や大規模運用に最適です。

おすすめのWebアンケートツール10選

用途に合わせて「Webアンケート(調査・フォーム作成)」と「リアルタイムアンケート(イベント・講義向け)」の2つのカテゴリーに分けて紹介します。

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ツール名 カテゴリー 主な強み・特徴 無料プラン
SurveyMonkey Webアンケート 専門家監修テンプレート・AIサポート機能が充実 あり
Google フォーム Webアンケート 完全無料・スプレッドシートやチームでのリアルタイム連携 あり(完全無料)
ミルトーク Webアンケート 掲示板形式で全国の生活者から生の意見・アイデアを即収集 あり
Questant Webアンケート マクロミルのノウハウ凝縮・プレゼンにそのまま使える集計画面 あり
formrun Webアンケート カンバン方式で顧客管理(CRM機能)とステータス共有が可能 あり
CustomForm Webアンケート 高いコストパフォーマンス・スマホ対応と埋め込み設定が容易 あり
CREATIVE SURVEY Webアンケート 洗練されたデザイン性・Salesforce等との高度な連携力 要問い合わせ
Live!アンケート リアルタイム アプリ不要・スマホから即参加&スクリーン演出で一体感創出 あり(ずっと無料)
Slido リアルタイム 質問への「いいね」評価機能・大規模イベント向け世界標準 あり
respon リアルタイム LMS連携による自動出席管理・大学や研修機関で多数導入 要問い合わせ

【Webアンケート編】マーケティング・顧客調査・社内調査向け

1.SurveyMonkey(サーベイモンキー)|SurveyMonkey Inc.

世界で1,700万人以上が利用するグローバル標準の万能型アンケートツールです。

◼︎特長

200種類以上の専門家監修テンプレートとAIサポート(SurveyMonkey Genius)を搭載。設問の不備検知や回答率向上のためのアドバイスを自動で行ってくれます。

◼︎おすすめ用途

NPS(顧客推薦度)調査、従業員エンゲージメント測定、大規模なグローバル市場調査。

2.Google フォーム|Google LLC

Googleアカウントがあれば完全無料で全基本機能が使える、最も身近なフォーム作成ツールです。

◼︎特長

費用ゼロで設問数・回答数ともに制限なし。Googleスプレッドシートとの自動リアルタイム連携や、チーム内での共同編集機能に非常に優れています。

◼︎おすすめ用途

コストをかけずに行う社内勉強会の感想回収、簡易的な問い合わせ受付、イベントの事前申し込み。

3.ミルトーク|株式会社マクロミル

ネットリサーチ大手マクロミルが運営する、生活者との「共創」を目的とした定性調査プラットフォームです。

◼︎特長

掲示板機能「きいてミル」を活用すれば、投稿から数分で全国の生活者から生の意見・アイデアが届きます。気になった回答者と1対1で深く対話できる「トークルーム」も魅力です。

◼︎おすすめ用途

新商品の企画アイデア出し、ペルソナ(顧客像)の深掘り、従来の定量調査(選択式アンケートなど)では見えない課題発見。

4.Questant(クエスタント)|株式会社マクロミル

マクロミルのノウハウを詰め込んだセルフ型アンケートASPです。

◼︎特長

70種類以上のテンプレートと直感的な操作性で、初心者でも迷わずプロ並みのアンケートを作成可能。集計結果はWeb上で美しく可視化され、そのままプレゼン資料やレポートとして活用できます。

◼︎おすすめ用途

顧客満足度調査(CS調査)、社内イベントの事後アンケート、迅速な社内意思決定のための意識調査。

5.formrun(フォームラン)|株式会社BASIC

デザイン性と顧客管理機能(CRM)を両立した、最短30秒で作成可能なフォーム作成ツールです。

◼︎特長

届いたアンケート回答をカンバン方式の管理画面でカード化し、対応ステータスをチームで共有できます。SlackやSalesforceとの連携もスムーズです。

◼︎おすすめ用途

問い合わせフォームを兼ねた顧客満足度アンケート、資料請求の受付、見込み客(リード)管理。

6.CustomForm(カスタムフォーム)|株式会社日本データネットワークス

コストパフォーマンスに優れ、直感的なドラッグ&ドロップで設問を組み立てられるWebサービスです。

◼︎特長

レスポンシブ対応によりスマホからの回答率が高く、集計データのCSV出力も簡単。自社WebサイトやSNSへの埋め込み・共有がスムーズに行えます。

◼︎おすすめ用途

店舗や個人ブログでの意識調査、小規模イベントの参加受付、アンケートコストの最小化。

7.CREATIVE SURVEY(クリエイティブサーベイ)|ナインアウト株式会社(旧 クリエイティブサーベイ株式会社)

顧客体験(CX)の可視化と高度なシステム連携に強みを持つエンタープライズ向けソリューションです。

◼︎特長

ブランドの世界観を壊さない洗練されたデザイン性と、Salesforceをはじめとする外部システムとのシームレスなデータ連携を実現。強固なセキュリティ体制も評価されています。

◼︎おすすめ用途

BtoB企業の顧客エンゲージメント向上、商談化率アップに向けたヒアリング、大手企業のセキュアな顧客調査。

【リアルタイムアンケート編】イベント・セミナー・講義向け

8.Live!アンケート|bravesoft株式会社

イベントやセミナーなど「その場の熱量」を高めることに特化したリアルタイムアンケートツールです。

◼︎特長

参加者はアプリのダウンロード不要で、スマホでQRコードを読み取るだけで即参加。回答結果が瞬時にグラフやアニメーション付きでスクリーンへ投影され、会場の一体感を作り出します。

◼︎おすすめ用途

企業キックオフ、オンラインカンファレンス、セミナーでの匿名Q&Aやクイズ大会。

9.Slido(スライド)|Cisco Systems, Inc.

世界中の国際会議や大型イベントで導入されている、リアルタイムQ&Aおよび投票ツールの世界標準です。

◼︎特長

参加者が質問を投稿し、他の参加者が「いいね」を押すことで優先度の高い質問を自動で可視化するQ&A機能が極めて優秀です。

◼︎おすすめ用途

大規模なタウンホールミーティング(全社集会)、学術会議、双方向型プレゼンテーション。

10.レスポン(respon)|株式会社レスポン

大学などの教育機関で圧倒的な導入実績を誇る、インタラクティブコミュニケーションツールです。

◼︎特長

提出された回答を教室や配信画面に即座にグラフ化。LMS(学習管理システム)との連携により、アンケート提出と同時出席管理を自動化できます。

◼︎おすすめ用途

大学の講義・授業(アクティブ・ラーニング)、社内大規模研修での理解度確認。

関連資料

Live!アンケート サービス紹介・料金プラン資料

リアルタイムなアンケート・クイズ・抽選機能でイベントやセミナーを盛り上げる「Live!アンケート」の機能や活用プランを資料でご紹介しています。

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まとめ

Webアンケートツールを成功させる鍵は、「自社の目的に最も合致したツールを選ぶこと」に尽きます。

◼︎コストを最小限に抑えたい: Google フォーム、CustomForm

◼︎マーケティングや営業活動へ結果を繋げたい: formrun、CREATIVE SURVEY、SurveyMonkey

◼︎生の意見やアイデアを集めたい: ミルトーク

◼︎イベントやセミナーの満足度を高めたい: Live!アンケート、Slido、レスポン

各ツールでは無料プランやトライアル期間が用意されています。まずは気になるツールの操作感や集計画面の確認から始めて、自社のビジネスを加速させる最適なツールを見つけ出してください。