熊本県民に長年親しまれている「RKKまつり」が、デジタルで一歩進化。eventos導入によって、運営の効率化と体験価値の向上をどう実現したのか?

■ 地域に根ざした放送局だからこそ、多様なリアル接点が強み
株式会社熊本放送(RKK)は、熊本県域を対象とするラジオ・テレビの民間放送局です。1953年にラジオ、1959年にテレビの放送を開始し、2024年には開局72周年を迎えました。近年では「NEWS DIG」をはじめとしたネット事業にも力を入れるなど、時代のニーズに応じた進化を続けています。
そうしたなか、地域とのリアルな接点を担う存在として欠かせないのが、同社主催のイベントです。毎年10万人以上を集める「RKKまつり」や、美術展・コンサート、スポーツ大会など、ジャンルも対象も幅広く、県民に密着した催しを数多く展開しています。
しかし、イベントのスケールが大きくなるほど、その裏側には課題も。特に「RKKまつり」におけるグッズ販売や来場者対応などは、課題がでていました。
■ グッズ販売の混雑緩和から始まったアプリ導入構想
「そもそもeventos(イベントス)導入のきっかけは、RKKまつりにおけるグッズ販売の混雑解消でした」と担当者は語ります。
例年、人気番組とのタイアップ商品やノベルティに行列ができるほどの人気ぶりを見せていたグッズブース。しかしその一方で、「並ぶ」「待たされる」「買えない」といった不満の声が寄せられることもあり、スムーズなオペレーションが求められていました。
また、イベント情報の発信についても課題がありました。通常の番組用に運用しているWebサイトでは、イベント単位での柔軟な情報発信が難しく、特番ページの作成にも毎回数週間を要するなど、スピード感に欠ける面がありました。
■ 「低コスト×即運用」のアジャイル性が決め手に──選ばれたのはeventos
こうした課題を背景に、イベント用アプリの導入を検討。熊本放送が選んだのがbravesoftの「eventos(イベントス)」でした。
選定理由としては以下の点が挙げられます。
- ノーコードでのサイト構築が可能なCMSによる運用のしやすさ
- LPの柔軟な制作が可能で、イベントごとの情報発信にも最適
- クレジットカードやコンビニ決済など、多彩な販売オプションに対応
- コストもアジャイルな運用スタイルにマッチ
- なにより、bravesoft社長のイベントにかける熱量が信頼の決め手に
「eventosを通じて、イベントをもっと楽しく・スマートにしたいという想いに共感できました。『一緒につくっていけそうだ』と感じられたのが大きかったですね。」
■ 「熱意が決め手」──“この人と組めばうまくいく”という直感が背中を押した

複数のサービスを比較するなかで、熊本放送がeventosを選んだ最終的な決め手──
それは、bravesoft社長・菅澤英司の“熱量”でした。
「最初にセミナーで、社長と知り合って。もう、話し始めた瞬間に『この人、イベントの未来に本気なんだ』って、熱意がとても伝わってきたんです。」
その言葉は一切の飾りがなく、イベントの課題、業界の未来、
そして「eventosという武器で何を実現したいのか」が明確で、真剣でした。
「プロダクトの完成度や機能性はもちろん重要ですが、私たちがeventosを選んだ最大の理由は、“この人となら絶対にいいものが作れる”という確信でした。」
単なるツール導入ではなく、志を共有できるパートナーとの出会い。熊本放送にとって、eventosとの取り組みは“協業”のようなものであり、イベントDXの新たな一歩となりました。
■ 初期導入はプロに任せ、CMS操作も自然に習得
導入に際しては、初回イベントの設定からデザイン調整、画面設計、さらにアプリのストア申請サポートまで、bravesoftのサポートチームが全面的に支援。担当者はCMSで軽微な調整を加える程度で済み、運用のノウハウを自然に学ぶことができたといいます。
「プロにお任せすることで、イベントに集中できました。eventosのCMSは触っていくうちに理解でき、次回以降の応用にもつながりました。」
■ 時間指定チケットと事前決済でグッズ販売がスマートに
導入効果としてまず挙げられるのは、グッズ販売における混雑の大幅な緩和です。
事前にアプリ上で時間帯を指定したグッズ購入チケットを販売することで、列の発生を抑え、小規模なブースでも効率よく対応可能に。来場者からも「並ばずに買えてうれしい」「一度の決済ですべて買えるのが便利」といった声が多数寄せられたといいます。
- 20種類以上のグッズを販売(数量は50~2,000個)
- コンパクトなブース設置で人員も最小限に
- 並ばず、確実に購入できるユーザー体験を提供
■ アプリ活用は他部署にも波及──社内に広がる“イベントDX”の意識
eventosの活用は、グッズ販売だけにとどまりませんでした。
アプリによる販売・管理の利便性が社内で広く認知され、他部署から「うちのイベントでも使ってみたい」「こんな企画に使えないか?」といった問い合わせが相次ぐように。放送局としての新たなマネタイズの可能性にもつながりつつあります。
「もともと2人で始めたアプリ運用でしたが、現在では管理者も増え、部署を超えた活用が進んでいます。ノーコードで扱えるので、誰でも短期間で使えるようになります。」
■ 次なる展開は「番組×アプリ」──放送との連動が未来をひらく
熊本放送がeventosにかける次なるテーマは、テレビ・ラジオ番組との連動です。
- 生放送とアプリを連動させた視聴者参加型企画
- 番組取材先を巡るデジタルスタンプラリー
- 番組ファンとつながるコミュニティ形成
こうした企画を展開することで、アプリのDL促進にもつなげたい考えです。
「アプリ内で協賛イベントの告知・宣伝を行い、相互集客も強化していくために、eventosはあくまで“手段”ですが、可能性は無限大です。RKKのファンともっと深くつながるために、活用の幅を広げていきたいと思っています。」
■ 放送局や自治体にこそおすすめしたい「ノーコード×イベントDX」
最後に、同様にアプリ導入を検討する放送局や自治体へ向けて、担当者からのメッセージを紹介します。
「eventosは、素人でもすぐに使いこなせるノーコードツールです。グッズやチケット販売といった即効性のある施策に強く、アイデアをすぐ形にできるのが魅力。放送局のように多様なイベントを抱える企業や組織には特におすすめです。」

■ イベントDXサービス「eventos」とは?

eventos(https://eventos.tokyo/)はオンラインイベント・リアルイベント双方に対応可能なイベントの公式WEB・アプリを短期間で作成、公開可能で7,000件以上の導入実績と累計350万人以上のユーザー利用を誇る、信頼性の高いイベントDXサービスです。
プログラミングの知識不要で管理画面(webページ)からブログ感覚で情報更新が可能です。
「チケット・来場申込」「情報収集」「マッチング」など、イベント前に使える機能から、「スケジュール」「ガイドマップ」「待ち時間チェック」のような、イベント当日のストレスを軽減する機能、「スタンプラリー」「リアルタイムアンケート」など、イベントを盛り上げる機能、イベント後の「アンケート」「分析」など、次回のイベントをより良くするための機能を備えています。
オンラインイベントに関しましても「ライブ配信」「オンラインMTG」「オンラインチャット」などの各種機能も搭載しています。
また、イベント公式アプリが作成できるのもeventosの大きな特徴となっています。
「eventos」のお問い合わせページ:https://eventos.tokyo/contact/