push通知はユーザーのエンゲージメントを高める上で必要不可欠な機能です。使い方によってはプラスにもマイナスにもなるpush機能を効率的に運用していく方法を、具体的な事例を交えながらご紹介していきます。
push通知とは?
push通知とはお知らせなどの情報を受信する機能です。大きく分けて2種類あり、1つ目は不定期にスマートフォンへ配信される情報です。お店のバーゲンセールやクーポン券など、ちょっと得する内容のメールが送られてきます。2つ目はアプリを立上げたり、送受信ボタンをクリックするなどして、受信側の人がアクション行った後、趣味などの情報が送られてくるメールです。push通知はon・offの設定ができますので、自分に必要な情報のみを選択すれば生活の様々な場面に役立ちます。
ユーザー視点でみるpush通知
push通知は悪ではない
情報を一方的に送りつけてくる、悪いイメージをもたれている人も、依然いらっしゃると思われますが、現代は昔ほど抵抗感がなくなっています。インターネットのホームページは、多数あるために情報を探すことが大変だと感じている人もいます。
そのため、自分に必要な情報を選択してプッシュ通知でお知らせしてもらった方が手軽に最新情報を簡単に入手できるためです。週に1メールぐらいであれば、送信されてきた情報をわずらわしいと思う人は少ないです。悪い印象は減っており、むしろ上手く活用して役立てるという発想です。このような傾向は約2年前より見られパーソナライズされている情報が送られてくるので嫌がられることが少なくなってきました。
どんなpush通知が効果的か?
開封したいと思うpush通知は、効果が高く成功していると言っていいでしょう。ではどのような情報であれば、開封してもらえるのでしょうか?最も多いのは「割引クーポン」です。やはり、お店で商品を購入して、割引で購入できるのはユーザーにとって、常にチェックしておきたい情報です。次に多いのは、「セール情報」です。こちらも割引で商品を購入できることが、ユーザーに役立つため開封率が高いです。又、push通知配信のタイミングとしては、休日前の金曜日か、土日などの休日です。思わず開封して、見ている人が多い状況になっています。内容の文章は文字だけより絵文字を入れて、親しみやすくしてあると読まれる確立が高くなります。
push通知とアプリ内メッセージの差は?
push通知はスマートフォンの、ホーム画面に表示されるため、アプリを使用していない場合でも、ユーザーに通知が届いていると、気付いてもらうことができます。ユーザーにはプッシュ通知を受信OKにしてもらう必要があり、許可無く送信はできません。アプリ内メッセージは、ユーザーがアプリを起動している最中に表示されるメッセージです。アプリを見ていない場合は、ユーザーにメッセージを見てもらうことができません。特徴としては、文章だけでなく画像を入れたりできるので、視覚効果が高く目立ち訴求力があります。欠点としては、対象がアプリを起動している状態のみ閲覧可能なので閲覧環境は限定されてきます。
push通知導入による成功事例
ボケて(bokete)
成功している理由として、配信頻度が1日1回なため閲覧の確立を高めることができユーザーにとって「ボケて」を存在感があるpush通知に育てていることが考えられます。配信内容も過去に評価が高かったネタになっているためコンテンツが充実しています。
又、競合他社のアプリのpush通知と配信時間が被らないようにタイミングをずらして送信し、見てもらえる確率を上げる配慮もされているように見受けられます。配信時間は20時前後に4回分けて配信されています。
工夫が結果に反映され、DAU(アクティブユーザー数)の、15~20%に影響しています。
引用:https://logbase.jp/blog/success-stories
ナビタイム
マラソンの規制は自動車の運転をしている人に、どのルートが規制されているか分からないためナビタイムはpush通知の方法でユーザーに規制情報お知らせをしました。ナビタイムの場合アプリを起動していなくても、アプリをインストールしているユーザーはpush通知による配信情報を見ることができます。携帯にカーナビアプリを、インストールしている人が対象です。過去にルートを走行したユーザーを抽出でき、規制情報サイトへのリンク誘導を行いました。push通知の開封率が9.5%という、高い開封率を結果として残すことができました。一般的バナーのクリック率は0.1%なので、大成功と言っていいでしょう。
引用:http://consulting.navitime.biz/pdf/monograph_20160809_01.pdf
push通知が失敗するパターン
メリットがわかりにくい文言
送信されてきた情報の内容が理解できない文章だったり、メリットがあると思えないとpush通知を嫌がられる傾向が見られます。このようにユーザーにとってメリットが無い状態が続くとアプリを削除してしまう人が殆どです。
送信されてくる文面についてもフレンドリーな文面のpush通知になっていると、メリットが無い雰囲気感を与えてしまいあまり好ましくありません。
内容やメリットが分かりやすいpush通知であれば受信した人を100%とした場合、半数以上の人が開封しています。メリットがある文言とは、例えば「バーゲンセール開催中なため、半額以下で購入できるクーポンを配信しています。」などです。
大量に送りすぎる
送信側の思いとしては、様々な情報を伝えたいかもしれませんが大量にpush通知を送信すると、ユーザーにアプリを削除されてしまうか、受信拒否されるパターンになってしまいます。push通知は適切な回数を、ユーザーに迷惑がられないタイミングを見計らって、送信する必要があります。
時間帯を間違えている
push通知は開封してもらえる最適な時間帯があり、この時間帯以外に送信しても開封率が低くなってしまいます。最も開封率が高い時間帯は、夜の21時頃です。夕食を食べてお風呂にも入り、ゆっくりくつろいでいる状態なのでpush通知をチェックしてもらえます。次に多いのは7時頃の通勤通学の時間帯と、お昼12時頃の食事の時間帯です。この時間帯も皆スマートフォンの着暦などを確認するので、push通知も見てもらえます。
そのため、push通知を送信する最適なタイミングを考え送信時間に気を使うといいでしょう。
参考:https://xn--ccks2c4a8gb5l.com/aclabo/case/appcapsule_casestudy_17.html
まとめ
情報を伝える手段として、push通知は悪いイメージより、むしろ自分に必要な情報を手軽に手に入れる手段として、活用している人が増えています。個人の嗜好に合わせた情報配信なため抵抗感は少ないです。パーソナライズされてきたため2年程前より情報を伝えるための有効的な方法として見直されています。「割引クーポン」などお得な役立つpush通知であれば、ユーザーの利用効果も高いです。アプリ内メッセージより、即効性の情報伝達力があります。すでにpush通知を導入し成功している企業もあり、開封率が高くホームページへの誘導にも成功しています。
push通知を誰にでも実現できるアプリとして、Appvisor pushがあります。ユーザーへの配信内容の、マッチ性を高めることができ、自社WEBサイトへリンクを繋げられます。push通知を受信した人達に対し、タップ率が計測可能なため、訴求効果を確認することが可能です。
予約送信もできるため手動で送信する必要がなく、日曜日や祝日も自動で送信可能です。
これらの基本的機能にプラスしてカスタマイズにも対応しています。既存システムとの連携など、便利にブラッシュアップできます。又、サポートがしっかりしているため、分からないことなど質問があれば担当エンジニアが対応しています。
既存アプリの改修箇所や、管理画面の利用方法などもサポートしています。
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