過去に流行ったイベントについて知ればこれからイベントを企画する際にも役立ちます。実際、イベントには時代ごとのトレンドもあって時代にあったイベントだと成功しやすいのです。ここではそんなこれから流行るようなイベントについて過去のイベントを分析することで把握していきましょう。
 
過去のイベント動向について
イベントは時代ごとに流行り・廃れがあります。一時期は流行ったイベントでも時代が変わると利用者も少なくなって一気に廃れることもあります。過去にどのようなイベントが流行ったのかについてここでチェックしていきましょう。
 
1980年代
1980年代はイベント開催数もより増えてきてイベントに週末に行って楽しむことが普通になってきた時代です。1980年代はミュージックイベントもより成熟してきて大型ライブイベントなども開催されるようになってきました。1980年代は尾崎豊に代表されるようにより観客と積極的に関与するアーティストが増えるようになってきたことも特徴です。
 

1990年代
1990年代はより大規模なイベントが開催されるとともに独特な趣向のイベントも増えてきたことが特徴でしょう。またアイドル系の音楽バンドの大型イベントも注目されるようになりました。この年代をアイドル系文化の始まりとする識者もいます。
 
2000年代
2000年代はよりイベントも更に多様化しそれまでのジャンルには当てはまらないようなイベントも増えました。2000年代以前のイベントは単に席に座って視聴するだけのイベントが多かったのですが、2000年以後のイベントはより多様な体験ができるイベントが増えてきていることも特徴です。こうした2000年代のイベント傾向は最近のイベントにも引き継がれています。
 
2000年代以降の複合イベント
2000年代ごろから多数のアーティストが参加する複合イベントも増えてきました。こうしたイベントはよりいろいろな利用者に訴えかけることができるというメリットがあります。実際、2000年代以降はそれまでと違ってかなり多様なアーティストに興味を持つ人が増え始めたこともこうしたイベントの勃興に寄与しています。それまでのイベントのように一人しかアーティストを扱わないといったイベントはより少なくなってきているのです。
 

2010年代はイベントの激変期
2010年代はそれまでのイベントとは全く違ったようなものも登場し始めた年代です。かなりそれまでのイベント事情を一変させた年代でもあり、2010年代をじっくりと分析することで今後の指針も見つかります。ここではそんな2010年代のイベント動向を詳しく見ていきましょう。
 
スポーツ系イベントについて
2010年代はかなりスポーツ系イベントの利用者が増えてきました。これはいろいろな要因が関係していますが、日本競技者の活躍もスポーツ系イベントが注目されるようになった原因の一つです。特に近年はスポーツ系イベントも更に利用者が増えていますが、これは確実にオリンピックが関係しています。こうしたスポーツ系イベント熱はオリンピックが終わるまで止むことはないでしょう。むしろオリンピックが終わってもブームが全く終わらないでスポーツ系イベントが更に定着する可能性は全く少なくありません。
 
イベントに求めることも変化
イベントならではの体験を求める人が増えてきたことも特徴です。ネットなどが普及するにつれてミュージックビデオなども簡単に見れるようになりイベントの先細りが懸念されましたが、逆にイベントだけでしか得られない経験を求めてイベントに来る人が増えているのです。例えば、イベントならではの熱を感じるためにイベントに来る人もいますし、イベントだけでしか手に入らないグッズを求めてイベントに来る人もいます。このようなイベントに対する要求の変化もこれからイベントを開催する際には十分に配慮しておきたいところです。
 
イベントプラスα
イベントに参加する人が意外と注目しているのがイベントの利用しやすさについてです。例えば、アプリなどを利用して簡単に利用できるイベントのほうがより利用されるようになっています。イベント数も実に増えているので同じようなイベントならばやはり電子チケットなどを使えたイベントのほうが利用者としても助かるものです。だからこそよりイベントを多くの人に利用してもらいたいならばこうしたアプリなどの利用も検討してみると良いでしょう。
また、ソーシャルメディアからイベントが流行ることも多くなっています。それまでは全く注目されていなかったのにツイッターなどでツイートされるようになって爆発的に利用者が増えたイベントも少なくありません。もしもこれからイベントを開催するならばこうしたソーシャルメディアの利用も検討しておきましょう。
 
これから流行るイベントについて
このように流行るイベントには独特な傾向もあるものです。ここで大事になってくるのが「一体どのようなイベントがこれから流行るのか」ということです。まずスポーツ系イベントはかなり有力な候補です。スポーツ系イベントはオリンピックが終るまでは人気が収まることはないでしょう。このため、これからイベントを企画したいならばスポーツ系イベントを企画するのが無難でしょう。とはいえ、スポーツ系イベントはかなりイベント数も増えてきており競合の問題もあります。また、イベントスタジアムなども予約がますます難しくなってきています。このように流行るイベントを理解することは大変大事です。より現地でしか体験ができないようなイベントも注目されるようになってくることでしょう。
 
大型イベントがますます増えている
イベント市場が活性化するにつれてイベントの規模事態もましてきています。こうした規模が大きいイベントはやはり注目されやすいですし、集客という点でも利点があります。実際、それまでは個別に行っていたイベントが合併するなんてことも増えています。こうした大型イベントの増加傾向は今後も劣ることはないでしょう。イベント企画者としても全く無名のイベントを企画するよりも他の既に成功しているイベントに参加したほうが良いかも知れません。
 
流行りを知るためにチェックしておきたいこと
流行りを先取りするためにもソーシャルメディアなどをチェックしておくと良いでしょう。それまではイベント後のアンケートなどでしかイベント参加者の気持ちを知ることができませんでした。しかし、最近ではソーシャルメディアなどを利用することによってどのようなイベントが流行るのか先取りしやすくなっています。ソーシャルメディアの分析を手がける専門の会社などもあるのでこうした会社も利用してより今後のイベント動向について詳しくなっておくと良いでしょう。
 
 
まとめ
イベントの流行りは常に変化しています。大事なことはこうした流行りを理解して時代に先駆けすることなのです。また、既にかなり成功しているイベントであっても今後も同じようにイベントが成功する保証はどこにもありません。だからこそ常にイベントの最新動向に気を配ることが必要になってきます。是非ともこの記事を参考にしてこれからイベントを開催する際の指針にしてみてください。