展示会アンケートは、来場者の情報を効率的に収集し、営業活動やマーケティング施策に役立てる戦略的ツールです。本ガイドでは、効果的なアンケート作成から活用まで、実践的な手順を詳しく解説します。

展示会アンケートの2つの重要な目的

⚫︎検討度の把握

来場者の購買フェーズや関心度を明確にし、見込み度合いを判断します。高確度層には早急な商談設定、低確度層には長期的な育成を行います。

⚫︎顧客情報の収集

ビジネス上の課題やニーズを把握し、効果的な提案やフォローアップの精度向上につなげます。収集した情報は営業戦略の最適化にも貢献します。

アンケート結果に基づき来場者を分類することで、限られたリソースを効率的に配分し、個々の状況に合わせた最適なフォローアップ戦略を立案できます。

成果につながるアンケート作成4ステップ

ステップ1

目標の明確化

「新規リードを○件獲得」など具体的なゴールを設定します。目標が明確であれば、それに合致したアンケート内容を設計できます。

ステップ2

ターゲット層の絞り込み

確度の高い見込み客と低い見込み客を事前に分類し、それぞれに最適なアプローチを計画します。

ステップ3

質問項目の洗い出し

参加目的、課題、検討段階、商談希望、導入時期、プロフィール情報など、必要な項目を具体的にリストアップします。

ステップ4

設問の作成

回答者の負担を軽減するため、選択式をメインに構成します。曖昧な表現を避け、簡潔で分かりやすい言葉を使用します。

回答率が上がる設問作成の3つのコツ

選択式をメイン化

来場者の限られた時間で効率的に情報収集するため、選択式の質問を中心に構成します。記述式は1〜2問に留め、任意回答とします。

BANT情報の組み込み

予算、決裁権、必要性、導入時期を把握する質問を含めます。直接的な表現を避け、「導入決定に関わる立場」など間接的に聞きます。

自由記述欄の設置

選択式では捉えきれない具体的な課題や要望を引き出すため、最後に1〜2問の自由記述欄を設けます。

基本情報と興味度を測る設問例

基本情報の収集

・企業名、部署名、役職

・お名前

・電話番号、メールアドレス

【例】

Q1:所属されている企業名をお聞かせください。(例:株式会社〇〇)
Q2:貴社での部署名と役職をお聞かせください。(例:営業部 部長)
Q3:お名前をご記入ください。(例:山田 太郎)
Q4:日中連絡がつくお電話番号をご記入ください。(例:090-XXXX-XXXX)
Q5:メールアドレスをご記入ください。(例:XXXXX@XXXX.co.jp)

興味製品の確認

「特に興味を持たれた製品・サービスはどれですか?」(複数選択可)

□ [製品A]
□ [製品B]
□ [サービスC]
□ [サービスD]
□ その他(具体的にご記入ください:_________________

解決したい課題

「製品・サービスを通じて解決したい課題は?」(複数選択可)

□ 業務効率の向上
□ コスト削減
□ 売上拡大
□ 顧客満足度向上
□ その他(具体的にご記入ください:_________________

検討状況と連絡方法の確認設問例

現在の検討状況

「製品・サービスの導入をご検討されていますか?」

具体的に検討中、情報収集中、興味あり、検討なしから選択します。

□ 具体的に導入を検討しており、他の製品と比較しています。(高確度)
□ 導入を検討しており、情報収集中です。
□ まだ導入を検討していませんが、興味は持っています。
□ 導入は検討しておらず、特に興味もありません。

導入時期の予定

「導入時期はいつ頃を予定していますか?」

□ 3ヶ月以内
□ 4〜6ヶ月以内
□ 半年〜1年以内
□ 1年以降
□ 未定

連絡方法の希望

「情報提供を希望されますか?」

□ メール
□ 電話
□ DM
□ オンライン会議

失敗しないための4つの重要な注意点

注意点1:質問数の最適化

3分以内に回答できるボリューム(多くても10問程度)に抑えます。選択式をメインに、必須回答は最低限にとどめます。

注意点2:営業部門との連携

事前に営業部門と質問内容をすり合わせ、見込み客の判断基準やBANT情報など、必要な情報を明確にします。

注意点3:個人情報保護

個人情報の収集目的、利用方法、管理方法を明記し、同意文をアンケート冒頭に配置します。

注意点4:デジタル形式の採用

紙ではなくデジタルアンケートを選択し、回答者の利便性と集計作業の効率を最大化します。

アンケート結果を最大限に活かすフォロー術

見込み度合いに応じた優先順位付け

アンケート結果を基に来場者の見込み度合いを判断し、優先順位を決定します。

高確度層:BANT情報が明確な企業には最優先で商談を設定

低確度層:情報収集目的の来場者には定期的な情報提供で育成

個別フォローのパーソナライズ

関心製品別

特定製品に強い関心を示した来場者には、詳しい資料やデモンストレーション機会を提供します。

課題別

具体的な課題を投げかけた来場者には、その課題解決に特化したソリューションを提案します。

連絡方法別

希望の連絡チャネルに合わせて、パーソナライズされたメールマガジンやアポイントメントを設定します。

Live!アンケートで実現できること

エンゲージメント向上

Live!投票、Live!Q&A、Live!クイズといった多様な形式で、来場者の参加意欲を高め、質の高い情報を引き出します。

リアルタイム分析

投票結果やコメントを即座に可視化し、展示会中の対応調整や迅速なアフターフォローに活用できます。

効率的なデータ活用

CSVダウンロード機能でデータを一元管理し、AIコメント分析で深いニーズを把握。最適な個別アプローチを実現します。

これらの機能を活用することで、展示会アンケートの効果を最大化し、来場者との関係を深めながら、ビジネスチャンスを確実に拡大できます。

戦略的アンケートでビジネスを加速

展示会アンケートは、来場者の関心度や課題を把握し、見込み客の育成や商談へと繋げる戦略的ツールです。

本ガイドで解説した目的設定、効果的な設問作成、回答率向上のコツ、注意点、アフターフォロー術を実践することで、アンケート結果を最大限に活かせます。

デジタルツールを活用した戦略的なアンケート設計により、展示会での出会いを確実なビジネスチャンスへと転換できます。今すぐ実践して、営業成果を最大化しましょう。