イベントを開催したいならば成功しているイベントから学ぶことがおすすめです。成功しているイベントから学ぶことによってより注目されるイベントを企画できます。そんな各種あるイベントの中でも参考にしておきたいのがULTRA JAPANでしょう。ULTRA JAPANはかなり知名度も高いだけでなく規模を着実に増やしてきていることも特徴。これから音楽関係のイベントを開きたいならば絶対にチェックしておきたいところです。ここではそんなULTRA JAPANについてその人気のワケを徹底的に解説していきましょう。
そもそもULTRA JAPANとは
ULTRA JAPANについてまずは詳しく紹介しましょう。ULTRA JAPANとは毎年9月にお台場で開催されている大型イベントのことでミュージックやダンスそしてエレクトロニクスなどをテーマにしています。この手のイベントとしては日本では最大級のイベントの一つであり、利用者も実に多くなっています。初回開催は2014年でそれ以後は着実に規模を増やしてきていることも特徴です。
そもそもULTRA JAPANは音楽イベント「ULTRA」の日本版です。「ULTRA」はアメリカのマイアミで開催されている世界最大級の音楽イベントであり、かなり長い歴史を誇っています。
規模を増やしてきているワケ
イベント成功基準の一つが来場者数の増加です。来場者数が毎年開催するごとに増えているようなイベントは企画から運営に至るまで正しいことをしているといっても過言ではありません。ULTRA JAPANもこのようなイベントの一つであり、2015年度は9万人、2016年度は12万人といったように着実に来場者が増加しています。このように着実に参加者数が増えているのにはいろいろな理由がありますのでここでじっくりと見ていきましょう。
有力アーティストの存在
ULTRA JAPANのラインナップを見ればわかりますが、実に魅力的なアーティストばかりを取り揃えています。例えば、大成功に終わった2017年度はNickyRomeroやHardwellなどの有名アーティストが所狭しです。アーティスト数も毎年30組以上にも及びます。これだけ有力アーティストが揃っていれば音楽に全く興味がない人でも一度は曲を耳にしたアーティストがいるはずです。それだけいろいろな人にイベントを訴えかけることができ集客人数の増加にも寄与しているというわけです。もちろんそれだけ有名アーティストを呼び寄せるのにはコストもかかるものの、ULTRA JAPANはその規模ならではの資金力を活かして夢のラインナップを成功させています。
一通りではない楽しみ方
日本のイベントは一通りの楽しみしかできないことが多いです。例えば、イベントに行ったら決まった席に座って演技を見てオシマイといったようにです。これはこれで良いのですが、ULTRA JAPANはこの点でも違います。ULTRA JAPANはメインステージ以外にもレジスタンスステージやウルトラパークステージ、ライフステージなどのようにいろいろなステージを用意しています。それだけ好きなところで好きなように楽しめるというわけです。例えば、ライフステージであればお台場の景色を楽しみながら満喫できますし、踊りたい場合にもおすすめでしょう。レジスタンスステージなどの隠れた魅力もあります。こうした楽しみ方があるので何度も行っても飽きないというわけです。また、ステージの合間には催し物や出店などもあって飽きることもありません。このようにULTRA JAPANは実に多様に楽しめるのです。これからイベントを企画する際には多元的な利用ができるようにしてみるのも良いでしょう。
すでに成熟したイベントをモデルにしている
ULTRA JAPANが成功しているのは既に数々の開催実績があるアメリカの音楽イベントである「ULTRA」をモデルにしているためでもあります。「ULTRA」は1999年から開催されているイベントであり、ULTRA JAPANはこの「ULTRA」と似通っている点が大変多いです。開催期間も「ULTRA」とULTRA JAPANは同じ3日間ですし、他にもイベントの流れなども実に似ています。このようにULTRA JAPANは全くの白紙状態から作られたイベントというわけではありません。このようにULTRA JAPANはうまく「ULTRA」の良い点を取り入れていることも成功の鍵になっているわけです。だからこそこれからイベントを開催する際には過去の成功例に学ぶ必要性があるのです。
ちなみに「ULTRA」は毎年3月下旬に開催されるので機会があれば参加してみるのも良いでしょう。「ULTRA」は世界各地で行われているイベントの中でも最大級かつ高品質なものでありイベント企画者であれば学べることがたくさんあります。来場者数も世界トップレベルであり人員管理などについても学ぶことができます。
大型イベントにありがちな問題点
ULTRA JAPANも弱点がいくつかあります。ここではそんな点についても紹介しましょう。例えば、ULTRA JAPANのようなイベントでありがちな問題もあります。例えば、ULTRA JAPANでもダフ屋などの存在が目立ちますし、規模が大きいだけに開催日には交通トラブルも起こります。特にお台場は電車でもそこまでアクセスしやすいところでもないので当日は各種交通機関も大変混み合うのです。こうした影響を緩和するためにも開催時間などを工夫する必要性があります。
他にもULTRA JAPANは競合するイベントもかなり多いです。特に近年は音楽イベントの成長がめざましくULTRA JAPANに似たイベントも実に増えてきています。ULTRA JAPANのような成功しているイベントの今後の課題はこうした類似イベントとの差別化を図っていくことでしょう。ULTRA JAPANの場合、独特な開催スタイルを採用しているのでかなり差別化も図れていますが今後もこのようなULTRA JAPANの優位性が保てる保証もないのです。イベント参加者は他に面白いベントがあればすぐに違うイベントに移ってしまいますから毎年コンセプトを変えるといったことも大事です。
実際にULTRA JAPANに行く際には
このようにULTRA JAPANから学べることは多いですが、やはり自分の目で見て分析するのが一番です。もしもこれからULTRA JAPANに行く際にはまずは早めにチケットの予約をしておいてください。ULTRA JAPANの良い席は開催される数ヶ月前からかなり人気です。当日券もあるものの、やはり良い席でイベントを観察するためにも前もって予約しておくことをおすすめします。
また、当日は大変混みますから何をするか前もって決めておくと良いでしょう。こうすることで当日も有効に時間が使えます。例えば、「お客さんの動線を確認する」「どのくらい電子チケットが活用されているのかチェックする」といったようにです。
加えて、ULTRA JAPANは数日開催されるイベントなので行く日によって研究する内容を変えるのも良いでしょう。
まとめ
ULTRA JAPANから学べることは多いものです。実際にULTRA JAPANに行くとわかるのですが「会場の熱」もULTRA JAPANの魅力の一つでしょう。イベントの熱を楽しみたいためにイベントに出かける人も多いのです。こうした要素を生み出すためにはうまく宣伝もする必要性がありますし、お客さんにも楽しんでもらう必要性もあります。だからこそこれからイベントを企画する際にはULTRA JAPANのようなイベントから学んでイベントを成功に導くようにしましょう。