イベントのトレンドは確実に変わってきています。昨今では全く新しいタイプのイベントが登場してきていますから、イベント企画者ならばその動向に常に配慮しておくべきです。特に最近では体験型イベントが特に熱気を帯びています。こうした体験型イベントは実に個性的なものも多いのも特徴です。そんな体験型イベントが人気なワケは何なのでしょうか。また、どういった体験型イベントがあるのでしょうか。ここではこうしたポイントをじっくり見ていきます。
 
体験型イベントとは
そもそも体験型イベントとは何なのでしょうか。これはよく聞かれることもある質問ですが、体験型イベントと一口に言っても実に多様です。簡単にいえば体験型イベントは従来のイベントと違ってより主体的に参加できるのが特徴になっています。従来のイベントだと単にイスに座って演奏などを見ておしまいなことも少なくなかったのですが、体験型イベントでは様々な体験がイベントを通してできるようになっています。体験型イベントは街中で開かれるといったように実に開催地も多様です。また、体験型イベントによっては全く利用料金もかからないものすらあります。このように従来のイベントの概念を覆すような要素が多いのが体験型イベントならではの特徴です。体験型イベントの参加者も年々多くなっています。こうした体験型イベントはソーシャルメディアを介して広がるといったことも多いです。このように体験型イベントならではの特徴が多いですが、こうした体験型イベントはイベントごとに個性があって同じイベントがないといってよいくらいにバリエーション豊富になっています。
 
体験型イベントを紹介
体験型イベントの具体例をいくつか紹介しましょう。人気がある体験型イベントの一つが「宝探し系」の体験型イベントです。宝探し系イベントは街中などに隠されたアイテムを謎解きなどをしながら見つけるのが醍醐味になっています。そこでしか手に入らないプレミアムアイテムもあります。利用料金も無料なイベントも多くなっています。宝探し系イベントは街中で開かれることが多いものの、野外で開かれる宝探し系もあります。主催者としてもコストがかかりませんし、大人数を動員できるとあってメリットが多いです。
他にも脱出系の体験型イベントもあります。脱出系の体験型イベントは屋外でも室内でも開催できます。しかし、脱出系の体験型イベントはより安全管理スタッフや誘導員などのように人員が必要となるのが難点かもしれません。
 
こんな体験型イベントもある
体験型イベントはますます多様化しています。かくれんぼ系体験型イベントもありますが、こちらはビル内などで本格的なかくれんぼが可能です。こうしたイベントはかなり単純ながらやってみると意外と面白くて需要があります。
更に廃墟探索などのような散策系イベントもあります。廃墟ブームなどもあってこうした散策イベントも人気です。他にも激しく体を動かすような体験型イベントもあります。
 
どうして体験型イベントが人気なのか
そもそもどうしてこのようなイベントが人気なのでしょうか。体験型イベントが人気なのはイベントに求めるものが変わってきていることもその背景にあります。例えば、2000年代以後はイベントならではの体験を求める人が増えてきており体験型イベントのような独特なイベントが好まれてきているのです。実際、パソコンの普及もあって公演や演奏を楽しむだけならば家で演奏のDVDを見たほうがより気楽です。しかし、体験型イベントならば「イベントに参加した人だけでないと楽しめない」といった「今・ここ」でしか実感できない面白さがあるのです。これも体験型イベントが注目されている理由でしょう。
 

体験型イベントを開催するならばアプリとソーシャルメディアを絶対活用すべき
体験型イベントと相性が良いのがアプリです。体験型イベントを開催するならばイベントアプリなどを導入しましょう。体験型イベントにイベントアプリを用いれば宝探し系イベントなどのように参加人員の把握が難しいイベントでもイベント管理がしやすくなります。また、イベントアプリがあれば新しいイベントについても知らせられますし、よりイベントの楽しみもましてくるのです。
また、ソーシャルメディアも活用しておきましょう。体験型イベントはソーシャルメディアを通して爆発的に参加者が増えることが多いです。ソーシャルメディアを利用することで広告収入などもあげられます。いずれにしてもアプリやソーシャルメディアなどの活用は体験型イベントをする際には必須と言って良いくらいおすすめです。
 
収益構造を考える
体験型イベントは従来のイベントのようにチケットを販売して収益を得るというスタイルではうまくいかないことが多いです。むしろ全く新しい収益構造を採用することがおすすめです。例えば、先に紹介した宝探し系イベントであればイベント参加に必要となるアプリに広告を設けるといったようにすると良いでしょう。更にソーシャルメディアなどを活用した収益構造もあります。例えば、動画投稿サイトに宝探し系イベント攻略に役だつヒントを載せた動画を投稿するといったようにです。このようにいろいろと工夫することによって採算が取れないようなイベントでも大化けすることがあります。
他に体験型イベントを通して他のサービスなどを知ってもらうために利用することもおすすめです。例えば、体験型イベントを通して自社のサービスを利用してもらうようにするのも良いでしょう。このように体験型イベントの可能性は実に幅広いのです。
 

体験型イベントを成功に導く
体験型イベントを成功させたいならばソーシャルメディア対策をしておくことをおすすめします。体験型イベントはソーシャルメディアなどで口伝てで評判が広がることが多いです。そのため、ソーシャルメディア対策にはお金をかけておきましょう。特に開催日当日にもなるべくソーシャルメディアを通してイベントを知ってもらえるようにしましょうイベントをソーシャルメディアで知って飛び入り参加するといった人も多いのです。
他にも体験型イベントは失敗例もけっこう多いです。イベントを開催したものの全く人が来ないことがあります。成功しているイベントとそうでないイベントは参加人数を見れば一目瞭然です。体験型イベントが失敗するのは「うまくソーシャルメディアなどで宣伝できていない」といった要因もありますが、「体験型イベントなのにありきたり」といったように平凡なイベントも失敗しやすいです。やはり体験型イベントには体験型イベントならではの奇抜さが求められていることは再確認しておきましょう。
 
まとめ
体験型イベントは実に特徴的なものです。これからイベントを開催するならば体験型イベントの要素を取り入れてみるのも良いでしょう。体験型イベントはコストパフォーマンスなども良くなっています。とはいえ、イベント自体も実に増えてきていてありきたりなものではあまり流行りません。こうした体験型イベントでは企画者の発想力が何より大事と言っても過言ではないのです。