今回も本ブログにて、bravesoftにて不定期木曜日19:00より配信しておりますイベ博(eventech EXPO)のレポートをさせて頂きます。
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イベ博とは?
 「リアルではなかなか集まることが難しいけど、オンライン上でもイベント業界を盛り上げていきたい!」そんな想いから、不定期木曜日19:00~20:00に様々なゲストをお招きし、イベント業界にまつわる有益で楽しいコンテンツをライブ配信している新しいイベントコミュニティです。アカウント登録後、どなたでも無料でご視聴いただけます。ご登壇ゲストも随時募集しております。
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本日のゲストは、
目白大学メディア学部特任教授 岡星 竜美様をお招きし、お話頂きました放送回をご紹介させて頂きます。
 

配信情報

「第8回 未来のイベント業界を創る学生たちの今」
<配信日時>
2020年6月11日(木)19:00〜

<特別ゲスト>
目白大学メディア学部特任教授
岡星 竜美

<モデレーター>
bravesoft inc. 取締役 兼 eventosユニット統括
清田 耕一朗
<スピーカー>
bravesoft inc. eventos growth事業部長
岡 慶彦

 

放映内容(放送時間:18:30~1:17:30)

22:00〜 導入
30:30〜 イベント学とは?
41:30〜 コロナ禍を経て、「新型」イベントとは?
58:00〜 これからのイベント人材の特性は?
1:13:00〜 次回予告

※ 配信の事前準備の関係上、18:30からの配信スタートとなっております
 

■導入

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経済産業省の業種分類表によると、「イベント業」という職種がないというのはご存知でしょうか?イベント業界ではこの話はあるあるなんだそうです。そのため、イベントを生業にしている企業さんは広告業、ディスプレイ業、サービス業という職種などで代替して表記しているそうです。サービス業の分類を詳しく見てもイベント業に当てはまりそうなものもなく、さらに場合によってはディスプレイ業もないこともあり、イベント業の説明はなかなか難しいのが現状ですね。
※24:30くらいに動画が止まった場合はお手数ですが、24:55から再開していただくようお願い致します。
 

イベント学とは?

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Q. ズバリ、イベント学とはなんでしょうか?
A. 医学や天文学が人類の誕生と共に生まれた学問であるのに対して、イベント学はその頃に存在していませんでした。しかしながら、昔から式典や祝祭の宴、お祭りごとの行事などは実際に行われていました。なので、大学にイベントの学問があってもおかしくはないのです。イベント学を一言で言うならば、医学が人体・生命を探る学問、天文学が宇宙の正体を探る学問とあるように、「イベントの正体を探る」学問ですね。具体例を一つ挙げるならば、例えばイベントは企画からイベント終了という始まりから終わりまでの中に様々なプロセス(企画=>計画=>準備=>本番=>集結)があります。これを一つずつ分解して学んでいったりしてます。現在では、イベントの学科は東京富士大学に日本で初めて設立されましたが、いまだイベント学部は存在しておりません。漫画学部はあるんですけどね。(笑)
 

コロナ禍を経て、「新型」イベントとは?

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OMOとは?
OMOは「Online Merges with Offline」の略称です。 一言で表すと「オンラインとオフラインの融合」になります。 顧客体験の最大化を目指しオンラインとオフラインの垣根を超えて購買意欲を創り出そうとするマーケティングの考え方です。[出典:デジタルマーケティングブログ]

Q. ニューノーマルなイベントはどんなものだと思われますか?
A. これまではリアルとバーチャルが対立するのが当たり前だったのに対して、これからはOMOと呼ばれるリアルとバーチャルが一緒になって一つのイベント作品になることが、ニューノーマルなイベントになるのではないかと思います。
[考察]
これからは、これまでのような作り手側から一方通行の従来のメディア的な手段としてのイベントの意味合いではなく、PR(Public Relations)という相手側との関係づくりの手段としてのイベントが求められてそうですね。イベントの中で関係作りが行われることで応援してくれるファンは増え、関係作りの意識が応援に繋がり、それがイベントの形になっていくとすると、「クラウドファンディング」のような応援の意味合いが強い行いは、一つの「新型」イベントの例ではないでしょうかね!
 

これからのイベント人材の特性は?

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[考察]
イベント人材の特性としましては、これまでのイベントの歴史を吸収しつつも、新たにデジタルネイティブとして育った若い人たちが得意とするデジタルの領域を融合させる手段として、プロジェクションマッピングやドローンなどのITを活用できることがイベント人材の特性として期待されそうですね!
また、お話の終盤では、岡星様ご自身で考えられた「か・こ・おはなれて」というコロナ禍でも実施可能なイベントのキーワードをご紹介して下さいました。実際の資料もこちらからご覧いただけます!
 

まとめ

今回のトークの中ではその他にも現代のメディアについてやイベント学の定義についてなどもお話がありました。その中でも若い人が一日の中で接するメディアのほとんどがスマホというアンケートについても述べられていましたが、その事実に伴いメディアもスマホを手段とした情報伝達に注力するのようになっています。ですが一方で、情報だけが宙を舞い、スマホ利用者はどのメディアから知った情報なのかもわからないほど、メディアからの一方的な情報伝達も目立っています。
イベントは手段であるとお話にもありましたように、これまでリアルのイベントでは一方的に浴びるだけでもイベントへの参加感はがある程度得られ、イベントの満足度もある程度保証されていたと思います。しかしながら、「新型」のオンラインイベントでは現状、イベントの参加感が課題にもなっています。
そのような意味でも、今回の終盤で述べられたイベント学の定義であるイベントとは何らかの目的を達成するための手段という根元に立ち戻って、いかにイベントの目的を明確にし、それぞれの目的にあったターゲットを意識することやイベントを通じた参加者との関係作りなどの顧客目線こそ、これからの「新型」イベントを設計する上では大切なポイントになりそうですね。
 

次回予告

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次回の配信レポートのゲストは日本IBM株式会社Senior Managing Consultant IBM Sports プロデューサー 岡田 明様をお招きしました放送回をご紹介致します!プロスポーツが6月から徐々に再開されている中で、「プロスポーツDX成功の秘訣」というテーマについてお話しされた内容をお届けいたします。
 


以上、配信内容を要約して紹介させて頂きましたが、
今回のLive配信の詳細に関しましてはコチラよりアーカイブ配信を行っておりますので、
お済みでない方は視聴会員登録を行った上でご視聴頂ければ幸いです。
それでは次回の配信レポートもお楽しみ下さいませ!
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イベ博(eventech EXPO)
https://www.ibehaku.com/