本日のブログでは、最近聞く機会が多い「ハイブリッドイベント」に関してのご紹介と、これからハイブリッドイベントがどのような存在になってくるかをeventosの導入事例を参考に説明させて頂きます。

まず、ハイブリッドイベントとはどのようなイベントか説明しますと、従来のリアルイベントと、オンラインイベントを融合させた「リアルでありオンラインでもある、ハイブリッド(hybrid:異種のものを組み合わせたもの)のイベントーいわゆるハイブリッドイベントと定義しております。

ハイブリッドイベントの利点としましては、単純に「リアルイベントの利点」「オンラインイベントの利点」のいい所どりをしたイベントという事ができるでしょう。

ここで、これまでに実現したeventosのハイブリッドイベントの事例を簡単に紹介させて頂きます。

1)収容人数調整のためのハイブリッドイベント

これからのハイブリッドイベントの開催においては、このような「収容人数調整のハイブリッドイベント」開催が多くなると思われますが、実際にeventosの事例としましてもこうした用途で開催された事例がございます。

こちらのイベントは会員限定参加の学術系の定期開催イベントとなっておりまして、例年であれば大規模なホールにて会員全員を集めて成果発表や各種表彰などを行うのですが、昨年2020年はソーシャル・ディスタンスの推進による感染対策の為、会場には従来の1/30程度のグレード上位の方のみをお招きし、残りの方は自宅などよりオンライン配信にて視聴を行う形式を行いました。

その上で、決議事項に対する賛成・反対を募る投票企画がございましたら、リアル開催に参加の方は挙手、オンライン開催の方に関してはWEBを使用した投票ツールを使用する事でハイブリッド開催を実施致しました。

尚、このような学術系イベントと比べると規模は小規模ではございますが、弊社bravesoftにおいても毎月開催される全社イベントを、登壇者・発表者はリアル参加を行い、それ以外の視聴者は自宅からオンラインで参加するハイブリッド形式の自社イベントも開催しております。

2)ヘッジ案としてのハイブリッドイベント

こちらは株主総会で活用頂いた案となります。
昨年2020年6月は1度目の緊急事態宣言が明けて、まだ予断を許さない状況でございました。

そんな最中に開催された株主総会において、クライアント様は実際のリアル開催を行う形式で調整しておりましたが、もし再度感染拡大による事態がある事を回避すべく、リアルイベント開催に加えてヘッジ案(サブ案)としてのオンライン開催をご用意しておりました。

結果として、リアル開催が実現できました為、オンラインは使用しなかったのですが、今回のように転ばぬ先の杖としてこのような有事の際に備えていつでも代替開催ができる「サブ案としてオンライン開催を用意しておく」というスタイルも、今後のイベント業界では行われていくのではないでしょうか。

3)業務効率化・コストカットの為のハイブリッドイベント

そして次に紹介する事例ですが、このような「業務効率化・コストカット」の為のハイブリッドイベントも今後は活性化してくると推察されます。

こちらのイベントは全国に支社・支店展開をするサービス業のクライアント様でして、この全国各地で勤務する従業員の方が一堂に会し、年に何度か開催される全社会議を行っておりましたが、こちらも新型コロナウイルスの影響で例年通りの形式での実施が難しくなり、代替案として「近隣エリアの参加者はリアル参加、遠方エリアの参加者はオンライン参加」という方向転換を行いました。

この形式でイベントは問題なく開催されたのですが、結果としてこれまで本イベントにおいて発生していた遠方の方の交通宿泊費の削減を行えた事も勿論ですが、会議参加において1日ないしは2日、担当している支社・支店を離れなければいけない「移動」が無くなる事で、代わりのスタッフの補充や不在時対応などを行う必要もなくなり、結果的に効率化に成功しております。

とは言いますものの、FaceToFaceで行うリアルイベントの利点もございますので、今後の情勢を見ながらこのクライアント様は色々と対応を検討していくと申しております。


以上、eventosを活用頂いた事例からも、既にハイブリッドイベントは波及を見せており、今までには無かった概念として様々な用途によって活用されております。

今後はオンラインイベントが増加していくと推察されますが、その中での「リアルさ」を求める際、上記の例に加えて、これまでになかったハイブリッドイベントが増えてくると推察されます。

また、これからは「リアルイベントは希少となり、オンラインイベントが主流になる」と我々は考えておりますので、イベントの適正などを見極めて、今後は「リアルイベント」「オンラインイベント」「ハイブリッドイベント」という選択がされる世の中になるのではないでしょうか。