本日のインタビューは、「道新」の愛称で北海道民に長く親しまれている北海道新聞を刊行する、株式会社北海道新聞社事業局の高野様、長谷川様にお話を伺いました。

日本国内で唯一夏に行われる本格的なフルマラソン大会「北海道マラソン 2023(定員:20,000人)」今年で35回目を迎えました。その記念すべき大会において運営事務局で従事するお二人に、eventosで公式アプリを作成させていただくこととなった経緯や実現したかった効果など、イベントの力を改めて実感する貴重なインタビューをさせていただきました。

インタビュイー

eventosと契約して「成功」した点

・ これまでランナーに配布していた冊子・紙をデジタル化し、コストダウンに繋げつつ、SDGsの取り組みが実現できた点

・ ランナーだけではなく、ボランティアの方や観戦者も楽しめるマップ機能を活用できた点

参加者と多くの接点を持てることで、”北海道マラソンのファンづくり”を実現できている点

インタビュアー

bravesoft株式会社
 広報採用部  :高瀬
 セールス担当 :中井

イベントを一緒に準備できる会社と組みたかった

– 本日はお忙しい中ご来社いただき誠にありがとうございます。まずは今回が35回目となる北海道マラソンで、初となる“大会公式アプリ”を導入しようとお考えになった経緯をお聞かせいただけますでしょうか?

高野様「これまでの運用においては、エントリーしていただいたランナーの方に対して費用の都合上、こまめに情報発信をすることができませんでした。そこで一括で情報発信ができるPUSH通知などの機能があるアプリが魅力的だと考えました。導入後の運用イメージもしやすかったので、まずはアプリ導入に向けて色々な企業の担当者様とお会いしました」

– アプリ開発会社を多数比較検討をされたと思いますが、eventosを選定いただいた“決め手”はどのような理由だったのでしょうか?

高野様「これまでの実績が豊富な点もさることながら、初めてのお打ち合わせで菅澤社長が同席されて、“思い”を共有いただけたのが決め手となりました。イベントに強く、イベントを一緒に準備できる会社であることが会話の中から伝わり、プロとして任せられると思い、選定させていただきました」

– ありがとうございます。実際に同席している営業担当の中井は、どのように動けておりましたでしょうか?

高野様「我々は少人数のチームで動かなければならないので、ある程度同じ思いを持って、動いてくれる方と一緒に仕事したいと思っておりました。その上で中井さんは我々が困った局面などでも状況を察知し、事前に確認していただけたりする点は非常に頼もしく、任せられる存在と感じましたね」

bravesoft中井「ありがとうございます!」

– 嬉しいご意見、ありがとうございます!

アプリを活用して“北海道マラソン”のファンを作りたい

– 続いて、今回の“北海道マラソン”公式アプリのリリースで実現したかったことに関してお伺いできればと思いますが、大きく3点あると伺っております。

高野様「まずは、“SDGsへの対応”ですね。これまでは大会参加者への案内は冊子などの紙媒体で行なっておりましたが、こちらをWEBに移行したい思いがありました。印刷費や発送費などのコスト削減はもちろん、環境保全も実現し、まさにSDGsに繋がる取り組みができたと思っております」

– 冊子ではできない情報のリアルタイム発信も、アプリならではの機能ですね。

高野様“マップ機能の充実”も、アプリでぜひとも実現したかったことです。北海道マラソンは道外の参加者が多く、前回大会は約54%の方が道外からの参加者でした。土地勘をお持ちではないので、その点を解消したい思いがございました。そのため、お手洗いやコンビニなどの会場周辺マップから、実際に走るコース情報まで紹介できるマップ機能を構想しておりました

– 実際に走るコースもアプリで紹介するのですね。

高野様「ランナーにとって、実際のコースで下見や練習ができるのは大きいですね。GPSと連携できますし、“曲がり角はここであってる”などの確認をしながら走ることが可能になりました

– “SDGsへの対応”、“マップ機能の充実”、残る1点はどのような内容でしょうか。

高野様「これまでの内容と繋がる部分もあるのですが、“北海道マラソンのファンを増やしたい”という点ですね。ランナーにとってはこれまでお話しした通り“マップ機能の充実”などが北海道マラソンを好きになってもらうためのコンテンツとなりますが、他にも参加されるボランティアの方、観戦者の方に向けてもPUSH通知を活用した大会の最新情報のアナウンスや、パートナー企業様が出展されるブースの情報のご紹介、更には限定企画・特別コンテンツなどを用意しました。これからもファン獲得に向けて取り組んでいきたいと考えております

– ありがとうございます。是非、我々も一緒に北海道マラソンのファン獲得に向けた施策を検討させてください。

夏に開催する国内唯一のマラソンイベントを、アプリの力で盛り上げたい

そうしてeventosを活用したアプリを2023年3月1日リリースしましたが、リリース後の反響はいかがでしょうか。

高野様「アプリをリリースして1ヶ月(注:インタビューは3月28日に実施)なので、まだまだこれからだと思っておりますが、今の時点で“何ができて、何ができないか”が見えてきました。ユーザーからのフィードバックもいただいておりますので、そうした声を還元させていきたいですね」

– 北海道(遠軽町)出身の巨匠、漫画家安彦良和氏が描いたランナーの壁紙プレゼントの企画をご用意されてましたね。

高野様「アプリのダウンロード促進に向けて色々な企画を考えております。今後はパートナー企業様と連携しつつ、色々と進めていきたいですね」

– カスタマイズ性が高いのがeventosの特徴でもありますので、北海道マラソン公式アプリならではの機能などを我々も楽しみにしておりますが、長谷川様はアプリリリース後の現状、どのような感想でしょうか?

長谷川様「これまで、ランナーやボランティアの方々、パートナー企業とは“マラソン大会当日のみのお付き合い”という関わりになってしまっていたのですが、アプリを作成することでタッチポイントが増えて、点が線になったのは非常に良いと思っております。みんなが情報に対し、こまめに興味を持ってくれていますね」

– ありがとうございます。アプリの今後の展望などはお考えでしょうか。

長谷川様「北海道新聞を主体としてメディアを活用し、マラソンイベントとアプリをプロモーションしていきながら、アプリならではの企画を考えていき、若い層にも向けてアプローチできれば良いですね」

– 最後に、このインタビュー記事を見て、北海道マラソンへのエントリーに興味を持たれる方もいらっしゃると思いますので、お2人より北海道マラソンの魅力をご紹介いただけますでしょうか?

高野様「東京オリンピックのマラソン競技と同じコースを体感でき、フィニッシュを再現できる点は魅力だと思います。本格的なランナーの方にとっては夏に行われる日本で唯一の大会であり、夏を経験することで成果に繋げることができます。ビギナーの方もそうした方々と一緒に走ったり、過ごしやすい時期に北海道ならではの美味しい食べ物を食べたりすることは非常に思い出に残ると思いますので、是非エントリーをお待ちしております」

長谷川様「私は市民ランナーとして、これまで全国のコースを走ってきたのですが、その際に“こうだったらいいな”と思ったことをランナーの目線で改善し、この北海道マラソンを運営しております。給水所に”雪玉”があったり、楽しい企画も多数用意しておりますので、是非エントリーをお待ちしております」

– イベントの魅力を最大限にアプリの力で盛り上げていきましょう!それでは本日はお忙しい中、誠にありがとうございました!

 ↓ 北海道マラソン-Hokkaido Marathon- の導入事例はこちらをご参照下さい