地域IDとイベントがつながるとき──中国新聞社が描く「たるポ」活用の未来 “週末のお出かけ”を支える新たなメディアの役割とは?
eventos導入によって、運営の効率化と体験価値の向上をどう実現したのか?

■ 地域密着の新聞社だからこそ、年間数百件のイベントに強みを。
株式会社中国新聞社は、1892年の創業以来、広島を拠点に新聞、広告、出版、デジタルメディアなど幅広い事業を展開してきた中四国地方を代表する総合メディア企業です。発行部数約48万部を誇る『中国新聞』に加え、ニュースサイト『中国新聞デジタル』や広島東洋カープの公式アプリ『カーチカチ!』などのデジタル事業、イベント関連では、天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝やひろしまフラワーフェスティバルなど、主催・協賛・事務局運営を年間数百件規模で展開しています。地元とのリアル接点を広げることで、メディアとしての価値向上にもつなげてきました。
しかし、イベント来場者との関係構築やイベントの事後フォローにおいては課題もありました。
■ リアル接点からのデータ取得が課題──「たるポ」連携で未来を描く
たとえば、とあるイベントでは多くの来場者と接点ができたにも関わらず、来場者へのアプローチはアンケート程度にとどまり、次回以降のフォローや販促への展開がなかなか難しい状況でした。また出演者や出展者との連絡もアナログな手法が多く、非効率さを感じていました。
こうした中で期待されたのが、自社が運営する地域ID「たるポ」と連携できるデジタル基盤の存在。もともと自社サイトやアプリなどのオンラインサービスで使われていたIDでしたが、「リアルでも便利なIDにしたい」という強い想いが現場にはありました。

■ ノーコード×柔軟なID連携──eventosが選ばれた理由
そんなニーズに応える形で導入されたのが、bravesoftが提供するイベントDXプラットフォーム「eventos(イベントス)」です。きっかけはbravesoftの株主である朝日メディアラボベンチャーズ様からのご紹介。試験導入の中で、複数イベントを同時に展開でき、ノーコードでサイト構築・チケット販売が可能な操作性、そして「たるポID」との連携のしやすさが評価され、本格導入が決定しました。
「ブース検索や抽選、複数チケットの一元管理など、自社の課題をまとめて解決できる柔軟性が魅力でした。改善提案もすぐに反映してくれるフットワークの軽さは特に素晴らしいですね。」と中国新聞社の担当者である野坂様は振り返ります。
eventos導入直後には、女子プロゴルフ大会にて入場券をデジタルチケットで一元管理。現場を一気にスマート化しました。
各種イベントのWebページも内製可能になったことで、外注による開発・連絡コストも削減となりました。3日間で約170万人が来場する、広島を代表するイベント「ひろしまフラワーフェスティバル」では、会場内に大小さまざまなステージ、ブースが出店。会場内の様々な情報をまとめて検索できるサイトを実装しようとすると数百万円の構築費が想定されますが、eventosでスピーディーかつ低コストに実現可能となりました。
実際のフラワーフェスティバル公式ガイドWEB版 … https://event.tarupo.jp/event/13042

■ スタンプラリーを最小人員で──現場で「回せる」設計へ
広島市近辺で24年の年末に開催された「クリスマスマーケット」では、eventosを使ったデジタルスタンプラリーを実施。3週間というロングスパン、設置箇所25か所と大規模なイベントでしたが、QRコードを印刷した看板を使うことで省力化に成功しました。スタンプラリー参加者が自ら看板のQRコードを読むことでスタンプをゲット。会場回遊を促進しつつ、運営の負担軽減につなげました。
実際のクリスマスマーケットのスタンプラリーが確認できるサイトhttps://event.tarupo.jp/event/12460
■ 週末のおでかけが変わる
「週末のお出かけを楽しむためのたるポ」として、eventosのポータル機能をカスタマイズ。広島、山口を中心とした、イベント情報がわかるサイトもオープンしました。「eventosは“IDとリアルをつなぐハブ”としての可能性が大きい。たるポのIDを持っていたら、イベントに参加できる・特典がある、といった世界観をもっと広げていきたいですね。」と野坂様。今後は、eventosを活用したイベントの実施をさらに増やしていきたいと熱がこもります。
「私たちのような新聞社や自治体こそ、ノーコードで“トライアンドエラーできる”eventosのようなツールが必要。リアル接点の力を最大化できる仕組みとして、今後さらに活用していきたいです。」

■ イベントDXサービス「eventos」とは?

eventos(https://eventos.tokyo/)はオンラインイベント・リアルイベント双方に対応可能なイベントの公式WEB・アプリを短期間で作成、公開可能で7,000件以上の導入実績と累計350万人以上のユーザー利用を誇る、信頼性の高いイベントDXサービスです。
プログラミングの知識不要で管理画面(webページ)からブログ感覚で情報更新が可能です。
「チケット・来場申込」「情報収集」「マッチング」など、イベント前に使える機能から、「スケジュール」「ガイドマップ」「待ち時間チェック」のような、イベント当日のストレスを軽減する機能、「スタンプラリー」「リアルタイムアンケート」など、イベントを盛り上げる機能、イベント後の「アンケート」「分析」など、次回のイベントをより良くするための機能を備えています。
オンラインイベントに関しましても「ライブ配信」「オンラインMTG」「オンラインチャット」などの各種機能も搭載しています。
また、イベント公式アプリが作成できるのもeventosの大きな特徴となっています。
「eventos」のお問い合わせページ:https://eventos.tokyo/contact/
