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以前、本ブログで2018年のイベント市場規模と動向に関して紹介させて頂きましたが、そこから3年を経た2021年現在のイベント市場における規模・動向に関して整理いたしました。
なんと言っても、昨年2020年に発生した新型コロナウイルスの影響でイベントの在り方は大きく変わってしまいましたが、そうした時代背景も踏まえたした上で、最新のイベント市場規模・動向をご紹介します。
2020年のイベント市場規模
まずはここ数年のイベント市場を振り返ってみましょう。
2015年で若干の減少はあったものの、過去を振り返ると2019年までは右肩上がりで増加の一途を辿っておりましたが、2020年は新型コロナウイルスの影響もあり市場規模トータルは8兆6,649億円となり、前年2019年の17兆4890億円と比較すると前年比49.5%と大幅に減少する結果となりました。
中でも、ライブ・エンタテイメント市場においてはその傾向が顕著であり、他種のイベントと比較しても開催の必然性が問われ、夏フェスを中心とした音楽イベントなどは軒並み中止となってしまいました。
オンラインイベントの伸び
このような形でリアルイベントが軒並み中止になる一方、オンラインイベントに関しては周知の事実の通り、リアルイベントの代替策として爆発的に増加傾向となりました。オンラインイベント実施に向けたプラットフォームも活性化し、「リアルイベント+オンラインイベント」の合計イベント数においては2019年を上回る開催が行われた結果となりました。
これまでは「オンライン」と言う選択肢が無かった業界・団体においても背に腹は変えられず、図らずしてオンラインイベント化に振り切る傾向も多くで見られました。
その上でオンラインイベントを開催することでホットリードの獲得なども容易となり、初めて知る魅力などもあり、イベントの在り方を見直すよい契機ともなっております。
2021年以降のイベント業界の「トレンド」
2021年7月現在、日本では1年越しの東京オリンピックも開催されており、昨年と比較しても徐々にイベントが戻ってきた傾向はありますが、それでも感染予防に向けた緊急事態宣言の延長や、更にはオリンピックを始めとしたイベントの無観客開催、人数制限などによる興行収入の減少は避けられない状況となっております。
その中で注目を集めているのが「ハイブリッドイベント」と呼ばれる形態のイベントとなります。
リアルイベントとオンラインイベントを同時開催し、リアルイベントの「実体験できる温度・空気の体感」「偶然の出会い」などのメリットと、オンラインイベントの「コストが安い点」「気軽に参加できる点」などのメリットの、言わば「いいとこ取り」をする事ができるハイブリッドイベントの需要が増えてきており、コロナ終焉後もハイブリッドイベントの需要は続くとも言われております。
まとめ
イベントにおけるオンライン化・ハイブリッド化は一部では行われておりましたが、この1年で図らずしてオンライン化は押し進み、イベント業界はこの1年で大きな変革を迎えました。
これから新型コロナウイルスの影響はどうなるか現時点では分かり兼ねますが、いずれにせよイベントのDX化は急務となります為、eventechの考えを基本としたイベントを推進していく必要があります。
我々bravesoftが提供するeventosも、この1年で時代背景に合わせて大きく変化して参りました。そしてまた進化します。
世の中のイベントトレンドに合わせて、常に最善のイベント体験価値を提供する為に、これからも邁進し続けるeventosを引き続き宜しくお願い致します!
オンラインイベントに関する実際の成果やハイブリッド展示会に関する資料も随時追加しております!今後のイベント動向にぜひお役立てください!